複数の入力テキストの値を連結する¶
2つの入力テキストの値を連結して、申請件名として表示する方法を説明します。
注意
本設定は、フォーム、旧バージョン形式のフォーム(JSP)および旧バージョン形式のフォーム(PDF)で利用できます。
Liteフォームでは利用できません。
スクリプトで連結した文字列を非表示の入力テキストに格納し、申請件名として使用します。
フォーム形式により、設定方法が異なります。
フォームの場合¶
フォームの設定
ここでは例として、2つの入力テキスト(オブジェクト名「ITEXT000」「ITEXT001」)の値を連結して、申請件名の入力テキストオブジェクト「CXF_SUBJECT」に設定する方法を記載します。
申請件名に連結した値を設定する処理のため、申請フォームに処理を実装します。オブジェクトの配置/設定
連結した結果を格納する入力テキストを配置します。
[表示]タブ
項目 設定値 このオブジェクトに入力された値を申請件名に使用 チェック 表示 非表示 出力時 [設定]ボタンをクリックし、[出力時表示設定]ダイアログにて以下を選択します。
出力時表示設定 [表示]設定の値を使用する JavaScriptファイルの登録
複数の入力テキストの入力値を連結して、申請件名のオブジェクトに結果を格納するJavaScriptファイルを作成し、サーバーに登録します。
以下のJavaScriptをテキストファイルに記述し、拡張子を"js"にして、JavaScriptファイルを作成します。ファイル名は任意ですが、半角英数字に限ります。
例)makeSubject.js
function makeSubject(){ var itextA = document.getElementsByName("ITEXT000")[0]; var itextB = document.getElementsByName("ITEXT001")[0]; document.getElementsByName("CXF_SUBJECT")[0].value = itextA.value + itextB.value; }注釈
- 「ITEXT000」「ITEXT001」の部分には、連結する元となる2つの入力テキストのオブジェクト名を記載してください。
- 「CXF_SUBJECT」は オブジェクトの配置/設定 で配置した申請件名として使用する非表示オブジェクトです。
注意
- 登録するファイルはUTF-8形式で作成してください。
- オブジェクトの設定により、オブジェクトの取得方法が異なります。
詳細は スクリプトを利用してオブジェクトの内容を取得する を参照ください。作成したJavaScriptファイルをサーバーおよびフォームに登録します。
ヒント
JavaScriptファイルの登録については、 外部ファイルとしてJavaScriptを登録する を参照ください。
オブジェクトへのJavaScriptの設定
連結する元のオブジェクト「ITEXT000」「ITEXT001」のプロパティに以下を設定します。
[HTML]タブ
項目 設定値 JavaScript トリガー/JavaScriptイベントで以下を選択します。
トリガー 内容を変更する JavaScriptイベント名 onChange トリガーを選択後、[編集]ボタンをクリックし、以下のスクリプトを設定します。
makeSubject();フォームの保存、アップロード
Formエディターでフォームを保存し、フォームをサーバーにアップロードします。
動作確認
ワークフローシステムにログインし、申請を行います。
[申請フォーム]や[申請完了]画面上で申請件名が正常に表示されていることを確認します。
旧バージョン形式のフォーム(JSP)の場合¶
フォームの設定
ここでは例として、2つの入力テキスト(オブジェクト名「PTEXT000」「PTEXT001」)の値を連結して、申請件名の入力テキストオブジェクト「CXF_SUBJECT」に設定する方法を記載します。
申請件名に連結した値を設定する処理のため、申請フォームに処理を実装します。オブジェクトの配置/設定
連結した結果を格納する入力テキストを配置します。
[表示]タブ
項目 設定値 このオブジェクトに入力された値を申請件名に使用 チェック 表示 非表示 出力時 [設定]ボタンをクリックし、[出力時表示設定]ダイアログにて以下を選択します。
出力時表示設定 [表示]設定の値を使用する JavaScriptファイルの登録
複数の入力テキストの入力値を連結して、申請件名のオブジェクトに結果を格納するJavaScriptファイルを作成し、サーバーに登録します。
以下のJavaScriptをテキストファイルに記述し、拡張子を"js"にして、JavaScriptファイルを作成します。ファイル名は任意ですが、半角英数字に限ります。
例)makeSubject.js
function makeSubject(){ var itextA = document.getElementsByName("PTEXT000")[0]; var itextB = document.getElementsByName("PTEXT001")[0]; document.getElementsByName("CXF_SUBJECT")[0].value = itextA.value + itextB.value; }注釈
- 「PTEXT000」「PTEXT001」の部分には、連結する元となる2つの入力テキストのオブジェクト名を記載してください。
- 「CXF_SUBJECT」は オブジェクトの配置/設定 で配置した申請件名として使用する非表示オブジェクトです。
注意
登録するファイルはUTF-8形式で作成してください。
作成したJavaScriptファイルをサーバーおよびフォームに登録します。
ヒント
JavaScriptファイルの登録については、 外部ファイルとしてJavaScriptを登録する を参照ください。
オブジェクトの設定
[申請する]ボタンをダブルクリックし、[送信ボタンのプロパティ]ダイアログを表示します。
[JSP]タブを選択し、[追加]ボタンをクリックします。
[JavaScriptの編集]ダイアログが表示されます。「イベントタイミング」で「onClick」を選択し、以下のスクリプトを記述します。
makeSubject();入力終了後、[OK]ボタンをクリックし[JavaScriptの編集]ダイアログを閉じます。
フォームの保存、アップロード
Formエディターでフォームを保存し、フォームをサーバーにアップロードします。
動作確認
ワークフローシステムにログインし、申請を行います。
[申請詳細設定]画面上で申請件名が正常に表示されていることを確認します。
旧バージョン形式のフォーム(PDF)の場合¶
注意
旧バージョン形式のフォーム(PDF)はサポートを終了しました。
現在公開しているスクリプトは正しく動作しない可能性があります。
記載のスクリプトを利用する際は、事前に正しく動作するか検証してください。
フォームの設定
ここでは例として、2つの入力テキスト(オブジェクト名「PTEXT000」「PTEXT001」)の値を連結して、申請件名の入力テキストオブジェクト「CXF_SUBJECT」に設定する方法を記載します。
申請件名に連結した値を設定する処理のため、申請フォームに処理を実装します。オブジェクトの配置/設定
連結した結果を格納する入力テキストを配置します。
[表示]タブ
項目 設定値 このオブジェクトに入力された値を申請件名に使用 チェック 表示 非表示 出力時 [設定]ボタンをクリックし、[出力時表示設定]ダイアログにて以下を選択します。
出力時表示設定 [表示]設定の値を使用する アクション(PDF)の設定
申請件名として利用する複数の入力テキストすべてにAcrobat JavaScriptを設定します。
入力テキストのプロパティで[アクション]タブを選択し、以下を設定します。
項目 設定値 トリガー フォーカスを外す アクション [追加]ボタンをクリックし以下を設定します。
アクションの選択 JavaScriptの実行 JavaScriptの編集 以下のAcrobat JavaScriptを記述します。
this.getField("CXF_SUBJECT").value = this.getField("PTEXT000").valueAsString + this.getField("PTEXT001").valueAsString;注釈
- 「PTEXT000」「PTEXT001」の部分には、連結する元となる2つの入力テキストのオブジェクト名を記載してください。
- 「CXF_SUBJECT」は オブジェクトの配置/設定 で配置した申請件名として使用する非表示オブジェクトです。
ヒント
連結する元となる「PTEXT000」「PTEXT001」それぞれに設定してください。
入力終了後、[OK]ボタンをクリックし[JavaScriptの編集]ダイアログ、[ページのアクション]ダイアログを閉じます。
フォームの保存、アップロード
Formエディターでフォームを保存し、フォームをサーバーにアップロードします。
動作確認
ワークフローシステムにログインし、申請を行います。
[申請詳細設定]画面上で申請件名が正常に表示されていることを確認します。