特定の承認者からフォーム上のボタン名を変更する¶
フォーム上のボタン名を特定のタイミングで変更します。
ここでは、情報表示フィールドとスクリプトを利用して、閲覧者の表示時のみ、承認ボタン名を「承認する」から「閲覧する」に変更する方法を説明します。
情報表示フィールドに閲覧者のIDが入っているかどうかを判定基準とし、閲覧者の表示時に承認ボタン名を「承認する」から「閲覧する」に変更します。
注意
- 本設定は、フォーム、旧バージョン形式のフォーム(JSP)および旧バージョン形式のフォーム(PDF)で利用できます。
Liteフォームでは利用できません。
フォーム形式により、設定方法が異なります。
フォームの場合¶
フォームの設定
閲覧者が承認フォームを表示したタイミングで実行される処理のため、承認フォームに処理を実装します。
オブジェクトの配置/設定
情報表示フィールドを配置し、閲覧者のIDを表示する設定をします。
ここで設定した情報表示フィールドに値が格納されているかどうかで閲覧者の判定を行います。
[情報の種類]タブ
項目 設定値 表示する情報の種類 閲覧者 項目 ID 閲覧情報表示用の詳細設定 1番目に閲覧する閲覧者のIDとなるように設定します。
◇設定例
閲覧順序 1 閲覧方法 通常/並列 [表示]タブ
項目 設定値 表示 非表示 出力時 [設定]ボタンをクリックし、[出力時表示設定]ダイアログにて以下を選択します。
出力時表示設定 [表示]設定の値を使用する アクションの設定
承認フォーム表示時に、配置したオブジェクト に閲覧者のIDが格納されているかを判定し、格納されている場合にはボタン名を変更するJavaScriptを設定します。
Formエディターのメニューバーで[オプション - アクション - ページ表示時のJavaScript登録]を選択します。
[ページ表示時のJavaScript編集]ダイアログに以下のJavaScriptを記述します。
// 1番目の閲覧者のIDを取得 var rdr = document.getElementsByName("RDR_EMP_ID_1-A")[0].value; // IDが空でない場合、承認ボタンの表示ラベルを「閲覧する」に変更 if(rdr != ""){ document.getElementsByName("SUBMIT")[0].value = "閲覧する"; }注釈
「RDR_EMP_ID_1-A」 の部分には、配置したオブジェクト のオブジェクト名を記載してください。
オブジェクト名は[情報の種類]タブの設定に応じて自動で設定されるため、[閲覧方法]や[条件]の設定によりオブジェクト名が異なります。判定に使用するオブジェクト名に合わせてスクリプトを記述してください。入力後、[OK]ボタンをクリックし[ページ表示時のJavaScriptの編集]ダイアログを閉じます。
フォームの保存、アップロード
Formエディターでフォームを保存し、フォームをサーバーにアップロードします。
動作確認
ワークフローシステムにログインし、申請/承認を行います。
閲覧者で承認フォームを表示した場合に、ボタン名が変更されていることを確認します。
旧バージョン形式のフォーム(JSP)の場合¶
フォームの設定
閲覧者が承認フォームを表示したタイミングで実行される処理のため、承認フォームに処理を実装します。
オブジェクトの配置/設定
承認ボタンを配置し、通常時に表示する承認ボタン名を設定します。
[オプション]タブ
項目 設定値 表示するラベル 承認する 情報表示フィールドを配置し、閲覧者のIDを表示する設定をします。
ここで設定した情報表示フィールドに値が格納されているかどうかで閲覧者の判定を行います。
[情報の種類]タブ
項目 設定値 表示する情報の種類 閲覧者 項目 ID 閲覧情報表示用の詳細設定 1番目に閲覧する閲覧者のIDとなるように設定します。
◇設定例
閲覧順序 1 閲覧方法 通常/並列 [表示]タブ
項目 設定値 表示 非表示 出力時 [設定]ボタンをクリックし、[出力時表示設定]ダイアログにて以下を選択します。
出力時表示設定 [表示]設定の値を使用する アクション(JSP)の設定
承認フォーム表示時に、配置したオブジェクト に閲覧者のIDが格納されているかを判定し、格納されている場合にはボタン名を変更するJavaScriptを設定します。
Formエディターのメニューバーで[オプション - アクション(JSP) - ページ表示時のJavaScript登録]を選択します。
[ページ表示時のJavaScript編集]ダイアログに以下のJavaScriptを記述します。
// 1番目の閲覧者のIDを取得 var rdr = document.getElementsByName("RDR_EMP_ID_1-A")[0].value; // IDが空でない場合、承認ボタンの表示ラベルを「閲覧する」に変更 if(rdr != ""){ document.getElementsByName("SUBMIT")[0].value = "閲覧する"; }注釈
「RDR_EMP_ID_1-A」 の部分には、配置したオブジェクト のオブジェクト名を記載してください。
オブジェクト名は[情報の種類]タブの設定に応じて自動で設定されるため、[閲覧方法]や[条件]の設定によりオブジェクト名が異なります。判定に使用するオブジェクト名に合わせてスクリプトを記述してください。入力後、[OK]ボタンをクリックし[ページ表示時のJavaScriptの編集]ダイアログを閉じます。
フォームの保存、アップロード
Formエディターでフォームを保存し、フォームをサーバーにアップロードします。
動作確認
ワークフローシステムにログインし、申請/承認を行います。
閲覧者で承認フォームを表示した場合に、ボタン名が変更されていることを確認します。
旧バージョン形式のフォーム(PDF)の場合¶
注意
旧バージョン形式のフォーム(PDF)はサポートを終了しました。
現在公開しているスクリプトは正しく動作しない可能性があります。
記載のスクリプトを利用する際は、事前に正しく動作するか検証してください。
フォームの設定
閲覧者が承認フォームを表示したタイミングで実行される処理のため、承認フォームに処理を実装します。
オブジェクトの配置/設定
承認ボタンを配置し、通常時に表示する承認ボタン名を設定します。
[オプション]タブ
項目 設定値 表示するラベル 承認する 情報表示フィールドを配置し、閲覧者のIDを表示する設定をします。
ここで設定した情報表示フィールドに値が格納されているかどうかで閲覧者の判定を行います。
[情報の種類]タブ
項目 設定値 表示する情報の種類 閲覧者 項目 ID 閲覧情報表示用の詳細設定 1番目に閲覧する閲覧者のIDとなるように設定します。
◇設定例
閲覧順序 1 閲覧方法 通常/並列 [表示]タブ
項目 設定値 表示 非表示 出力時 [設定]ボタンをクリックし、[出力時表示設定]ダイアログにて以下を選択します。
出力時表示設定 [表示]設定の値を使用する アクション(PDF)の設定
承認フォーム表示時に、配置したオブジェクト に閲覧者のIDが格納されているかを判定し、格納されている場合にはボタン名を変更するJavaScriptを設定します。
Formエディターのメニューバーで[オプション - アクション(PDF) - ページのアクション]を選択し、以下を設定します。
項目 設定値 トリガー ページを開く アクション [追加]ボタンをクリックし以下を設定します。
アクションの選択 JavaScriptの実行 JavaScriptの編集 以下のAcrobat JavaScriptを記述します。
// 1番目の閲覧者のIDを取得 var rdr = this.getField("RDR_EMP_ID_1-A").value; // IDが空でない場合、承認ボタンの表示ラベルを「閲覧する」に変更 if(rdr != ""){ this.getField("SUBMIT").buttonSetCaption("閲覧する"); }注釈
「RDR_EMP_ID_1-A」 の部分には、配置したオブジェクト のオブジェクト名を記載してください。
オブジェクト名は[情報の種類]タブの設定に応じて自動で設定されるため、[閲覧方法]や[条件]の設定によりオブジェクト名が異なります。判定に使用するオブジェクト名に合わせてスクリプトを記述してください。入力後、[OK]ボタンをクリックし[JavaScriptの編集]ダイアログ、[ページのアクション]ダイアログを閉じます。
フォームの保存、アップロード
Formエディターでフォームを保存し、フォームをサーバーにアップロードします。
動作確認
ワークフローシステムにログインし、申請/承認を行います。
閲覧者で承認フォームを表示した場合に、ボタン名が変更されていることを確認します。