定義/運用データをリストアする

✔ 概要

本項では、ワークフローシステムのバックアップ時に取得したデータからリストア(バックアップの取得時点に復旧)する方法について説明します。バックアップの方法については 定義/運用データをバックアップする を参照ください。

注意

本設定は、パッケージ版で利用できます。
クラウド版では利用できません。

「データベース情報」のリストア手順は、利用されているデータベースの種類により異なります。 お使いのデータベースに関するリストア手順を参照ください。

注意

定義/運用データをバックアップする - 個別にバックアップが必要となるファイル で取得したファイルは、本手順には含まれません。
バックアップを取得している場合、必要に応じて、バックアップ前と同じ場所に配置してください。

PostgreSQLの場合

操作方法

ワークフローシステムの停止

リストア

リストア対象ごとにリストアを行います。

ドキュメントホームのリストア

現在のドキュメントホームへ、バックアップしたドキュメントホームディレクトリを上書きします。

ヒント

ドキュメントホームは[システム設定 - システム ‐ システム情報]で確認することができます。

データベース情報のリストア

Windows

[ワークフローシステムインストールディレクトリ]/PostgreSQL/bin 内で、以下のコマンドを実行します。
例) C:/CREATE_HOME/PostgreSQL/bin

> pg_restore.exe -h localhost -p 5432 -U xfadmin -c -d xf -v <バックアップファイル>

パスワードを要求されますので、xfadminのパスワードを入力します。

xfadmin の初期パスワード:y3dTaaHIAH

Linux

[PostgreSQLインストールディレクトリ]/bin 内で、以下のコマンドを実行します。
例) /usr/local/pgsql/bin

$ ./pg_restore -h localhost -p 5432 -U <DB管理ユーザー> -c -d xf -v <バックアップファイル>

ワークフローシステムの起動

SQL Server の場合

操作方法

ワークフローシステムの停止

リストア

リストア対象ごとにリストアを行います。

ドキュメントホームのリストア

現在のドキュメントホームへ、バックアップしたドキュメントホームディレクトリを上書きします。

ヒント

ドキュメントホームは[システム設定 - システム ‐ システム情報]で確認することができます。

データベース情報のリストア

リストア先の環境により、必要となる手順が異なります。
以下より、該当するリストア先の環境の手順を確認してください。

バックアップを取得した環境と同一環境にリストアする場合

コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行します。

> sqlcmd.exe -S localhost -U sa -P <sa のパスワード> -Q "RESTORE DATABASE xf FROM DISK=N'< バックアップファイル>' WITH RECOVERY, REPLACE"

バックアップを取得した環境と異なる環境にリストアする場合

  • SQL Server Management Studioより、バックアップファイルにてデータベース「xf」に対してデータベースの復元を実施します。

    復元手順につきましては 復元手順 を参照ください。

  • データベースユーザーの関連付けの更新を行います。 コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行します。

> sqlcmd.exe -S localhost -U sa -P <sa のパスワード>
> use xf
> go
> sp_change_users_login @Action='update_one', @UserNamePattern='xdefine2', @LoginName='xdefine2'
> go
> sp_change_users_login @Action='update_one', @UserNamePattern='xstatus2', @LoginName='xstatus2'
> go
> sp_change_users_login @Action='update_one', @UserNamePattern='xinfo2', @LoginName='xinfo2'
> go
> sp_change_users_login @Action='update_one', @UserNamePattern='xudb2', @LoginName='xudb2'
> go

ヒント

SQL Server Management Studioを利用したデータベースバックアップを復元する方法につきましては、以下の手順を参照ください。

<復元手順>(SQL Server 2016の場合)

  1. SQL Server Management Studioに、saでログインします。
  2. データベース「xf」を右クリックし、[タスク] - [復元] - [データベース]をクリックします。
  3. [ソース] - [デバイス] より、予め取得していたバックアップファイルを選択します。
  4. ページ選択より、オプションを選択し、以下の条件を設定します。
  • [既存のデータベースを上書きする] : チェックする
  • [復旧状態]  : RESTORE WITH RECOVERY を選択
  • [復元の前にログ末尾のバックアップを実行する] : チェックしない
  1. OKボタンをクリックして、復元処理を実行します。

ワークフローシステムの起動

Oracle Database の場合

操作方法

ワークフローシステムの停止

リストア

リストア対象ごとにリストアを行います。

ドキュメントホームのリストア

現在のドキュメントホームへ、バックアップしたドキュメントホームディレクトリを上書きします。

ヒント

ドキュメントホームは[システム設定 - システム ‐ システム情報]で確認することができます。

データベース情報のリストア

Recovery Managerを使用して、取得したデータベースのバックアップから、データベースをリストアします。

ワークフローシステムの起動