使用するメモリサイズを変更する¶
✔ 概要
ワークフローシステムは起動時の設定により使用できるメモリの上限が決まります。利用頻度や運用するドキュメント数によりメモリが不足する可能性があります。
本項ではワークフローシステムが使用可能なメモリサイズを変更する方法について説明します。
注意
- 本設定は、パッケージ版で利用できます。
クラウド版では利用できません。 - 本設定は、ワークフローシステムの基本動作に影響を及ぼす内容となります。事前に十分な検証を行った上で実施ください。
- 誤った設定を行うなど、本設定に起因する不具合については保守対象外となります。
ここでは、ワークフローシステムで使用する以下のメモリ領域を変更する方法を説明します。
項目 | 説明 |
---|---|
ヒープ領域 | ヒープ領域とは、ユーザーの申請/承認に応じて使用量が変動するメモリ領域です。 ヒープ領域が不足した場合、以下のエラーがシステムログに出力されます。 java.lang.OutOfMemoryError: Java heap space |
Windowsの場合¶
設定用アプリケーションの起動
以下のファイルを実行し、設定画面を起動します。
実行するファイル [インストールディレクトリ]\Tomcat\bin\TomcatCwfw.exe
例)C:\CREATE_HOME\Tomcat\bin\TomcatCwfw.exe
メモリサイズの編集
ワークフローシステムの再起動
Windowsサービス画面で、以下のサービスを再起動します。
- Create!WebFlow
Linuxの場合¶
ワークフローシステムの停止
ワークフローシステムを停止 します。
設定ファイルの表示
以下の設定ファイルをテキストエディタで開きます。
編集するファイル [インストールディレクトリ]/Tomcat/bin/catalina.sh
例)/usr/local/CREATE_HOME/Tomcat/bin/catalina.sh注意
設定ファイルは、編集前に必ずバックアップを作成してください。
メモリサイズの編集
以下の一行を追加します。数値部分は設定するメモリサイズの数値に置き換えてください。
追加する内容 export CATALINA_OPTS="$CATALINA_OPTS -Xmx512M -Xms512M"
ワークフローシステムの起動
ワークフローシステムを起動 します。