帳票データ出力設定

CSVファイルに出力するフォーム上の項目の指定や区切り文字など、出力するファイル形式の設定を行います。

項目詳細

項目 説明

CSVフォーマット

└ 出力項目 * 必須

CSVファイルに出力する項目をカンマ( , )区切りで入力します。
指定する項目はFormエディターで設定したフォームのオブジェクト名です。 項目は、直接入力および[項目一覧]ダイアログから選択して入力することができます。


◇設定例

DATE,NO,MEISAI-01,MEISAI-02,MEISAI-03,MEISAI-04,MEISAI-05

imgwarn 注意

マルチフォーム設定時は、オブジェクト名の指定方法が異なります。
詳細は マルチフォーム設定時の出力 を参照ください。

  • 「MEISAI-01」「MEISAI-02」「MEISAI-03」のようにオブジェクト名の数字部分のみが異なる場合、「MEISAI-*」のように数字部分を「*」と指定することで1案件の帳票データを複数行にわたって出力することができます。 「*」を利用する場合、[繰り返しを有効にする]の設定が必要です。 詳細は 繰り返し設定を使用する出力 を参照ください。
  • 出力するCSVデータ内に固定文字列を埋め込みたい場合は、ダブルクォーテーション( " )で囲んだ固定文字列を出力項目に記載します。


    ◇出力項目の設定

    "1列目は固定です",DATE,NO,MEISAI-01,MEISAI-02,MEISAI-03,MEISAI-04,MEISAI-05
    

    ◇出力例

    "1列目は固定です","2018年3月19日","1","A-0001","A-0002","B-0001","B-0002","B-0003"
    
  • 出力されるCSVデータの値は、ダブルクォーテーション( " )で囲んだ状態で出力されます。値をダブルクォーテーション( " )で囲みたくない場合には、出力項目で指定する項目名の前にシャープ( # )をつけます。


    ◇出力項目の設定

    #DATE,NO,MEISAI-01,MEISAI-02,MEISAI-03,MEISAI-04,MEISAI-05
    

    ◇出力例

    2018年3月19日,"1","A-0001","A-0002","B-0001","B-0002","B-0003"
    

CSVフォーマット

└ 項目一覧
[項目一覧]ダイアログが表示されます。ダイアログで選択した項目が、出力項目 に反映されます。

CSVフォーマット

└ 繰り返しを有効にする
出力項目 でオブジェクト指定時に「*」を利用する場合にチェックします。チェックした場合、 [範囲] [繰り返し番号]の設定が必要です。 繰り返し設定を使用する出力 もあわせて参照ください。

CSVフォーマット

└ 繰り返しを有効にする

└ 範囲
[繰り返しを有効にする]にチェックした場合に、「*」で指定したオブジェクト名の数字部分の範囲を[開始] - [終了]で指定します。値は半角数字で指定します。[繰り返しを有効にする]にチェックした場合、この項目は必須です。

CSVフォーマット

└ 繰り返しを有効にする

└ 繰り返し番号

[繰り返しを有効にする]にチェックした場合に、「*」で指定したオブジェクト名の数字部分をフォーム上のオブジェクト名にあわせて0埋めします。選択できる内容は以下の通りです。

繰り返し番号 内容 オブジェクト名の例
0埋めしない 数字部分を0埋めしません。 MEISAI-1、MEISAI-2、MEISAI-3
0埋めする(2桁) 数字部分が2桁になるように0埋めします。 MEISAI-01、MEISAI-02、MEISAI-03
0埋めする(3桁) 数字部分が3桁になるように0埋めします。 MEISAI-001、MEISAI-002、MEISAI-003

オプション

└ 1行目にオブジェクト名を出力する
CSVファイルの1行目にオブジェクト名を出力する場合にチェックします。

オプション

└ 改行を有効にする
帳票データ中の改行文字をそのまま出力したい場合にチェックします。 チェックしていない状態で改行文字が含まれる帳票データを出力した場合、 改行文字は除去され1行のデータとして出力されます。

オプション

└ 区切り文字

出力するCSVファイルの区切り文字を選択します。以下の区切り文字が使用できます。

  • カンマ( , )
  • タブ文字
  • 半角スペース

オプション

└ エンコード

出力するCSVファイルのエンコードを選択します。以下のエンコードから選択します。

  • Shift-JIS(CP932)
  • UTF-8
保存 編集内容を保存し[帳票データ出力設定一覧]画面を表示します。
キャンセル 編集内容を破棄し[帳票データ出力設定一覧]画面を表示します。
設定を解除 帳票データ出力設定を解除して[帳票データ出力設定一覧]画面を表示します。
解除すると[帳票データ出力設定一覧]画面の[出力]の「✔」が消えて[出力]ボタンが無効になります。

項目一覧ダイアログ

フォーム上に配置されたオブジェクトの一覧を表示します。
一覧で選択したオブジェクトが 出力項目 に追加されます。
各項目の見出しをクリックすると昇順/降順で並び替えを行います。

ヒント

  • 単一の項目の場合、項目のダブルクリックでも 出力項目 に追加することができます。
  • 複数の項目を一度に追加するには、Ctrlキー(複数選択)またはShiftキー(範囲選択)を押しながら項目を選択した後に[追加]ボタンをクリックします。

項目詳細

項目 説明
絞り込み

入力された任意のキーワード(部分一致)で一覧を絞り込みます。
キーワードは半角/全角スペース区切りで複数指定することができます。絞り込み対象の情報は以下の通りです。

  • 項目名
  • 種別
項目名

Formエディターで設定したオブジェクト名が表示されます。一覧の初期表示は項目名の昇順です。

imgwarn 注意

マルチフォーム設定時はオブジェクト名の表示が異なります。 詳細は マルチフォーム設定時の出力 - オブジェクト名の指定方法 を参照ください。

種別 Formエディターで配置したオブジェクトの種別が表示されます。
追加 選択した項目を 出力項目 の末尾に追加します。
閉じる ダイアログを閉じ、元の画面に戻ります。

出力例

帳票データ出力設定および出力の例をパターン別に示します。

繰り返し設定を使用しない出力

1案件分の帳票データを1行で出力します。

  • フォーム設定(Formエディターでの設定)
  • 帳票データ出力設定

    出力項目 DATE,NO,MEISAI-01,MEISAI-02,MEISAI-03,MEISAI-04,MEISAI-05
    繰り返しを有効にする チェックなし
    1行目に項目名を出力する チェックあり
  • CSV出力

1案件分の帳票データが1行で出力されます。

繰り返し設定を使用する出力

「MEISAI-01」「MEISAI-02」「MEISAI-03」のようにオブジェクト名の数字部分のみが異なる場合「MEISAI-*」のように数字部分を「*」と指定することで、1案件の帳票データを複数行にわたって出力します。

  • フォーム設定(Formエディターでの設定)
  • 帳票データ出力設定

    出力項目 DATE,NO,MEISAI-*
    繰り返しを有効にする チェックあり
    範囲 1 - 4
    繰り返し番号 0埋めする(2桁)
    1行目に項目名を出力する チェックあり
  • CSV出力

    「*」で指定した項目を複数行にわたって出力します。
    「*」で指定する項目は 範囲 で指定した分だけ出力されます。 この例では、 範囲 に「1 - 4」を指定しているため、案件ごとにMEISAI-01 ~ MEISAI-04の4行の帳票データが出力されます。
    「*」で指定した以外の項目は案件ごとに各行に同じ内容が出力されます。

ヒント

未入力等で該当レコードに繰り返し番号を反映した結果の値が1つも存在しない場合、そのレコードは出力されません。

マルチフォーム設定時の出力

マルチフォームでは、申請内容にあわせて、申請時に手動でページを追加して申請することができます。
帳票データ出力でも、マルチフォームで追加されたページ数にあわせてデータを出力することができます。

ヒント

マルチフォームの設定はFormエディターで行います。マルチフォームの設定についての詳細はFormエディターのマニュアルを参照ください。

オブジェクト名の指定方法

Formエディターの[マルチフォーム] - [フォーム設定] - [マルチフォーム設定]がチェックされている状態、かつ、オブジェクトの[HTMLタブ] - [マルチフォームでオブジェクトをページごとに区別する]がチェックされている場合、 以下のいずれかの方法で項目名を指定します。

ここでは、以下のようなフォームを例に説明します。

  • フォーム設定(Formエディターでの設定)

    フォーム識別子 A
    最小・最大ページ数 1 - 3
    配置オブジェクト
    オブジェクト名 [HTMLタブ] - [マルチフォームでオブジェクトをページごとに区別する]の状態
    DATE チェックなし
    NO チェックなし
    MEISAI-01 ~ 05 チェックあり

ヒント

[HTMLタブ] - [マルチフォームでオブジェクトをページごとに区別する]にチェックのないオブジェクトについては、マルチフォームを使用しない場合と同様の方法で項目名を指定します。

  • 指定したオブジェクトの全ページ分の値を出力する

    指定したオブジェクトのすべてのページの値を出力します。
    この指定方法では、1ページ分の帳票データが1行で出力され、出力する案件のページ数と同じ行数の帳票データが出力されます。
    以下のように指定します。

    [オブジェクト名]@[フォーム識別子]
    

    注意

    ひとつの帳票データ出力設定には、異なるフォーム識別子を指定することはできません。
    (同じフォーム識別子を複数回指定することはできます。)

    ヒント

    [オブジェクト名]@[フォーム識別子]と繰り返し設定を組み合わせて使用することができます。
    詳細は 繰り返し設定と組み合わせて指定したオブジェクトの全ページ分の値を出力する を参照ください。

◇設定と出力例

  • 帳票データ出力設定

    出力項目 DATE,NO,MEISAI-01@A,MEISAI-02@A
    繰り返しを有効にする チェックなし
    1行目に項目名を出力する チェックあり
  • CSV出力

1ページ分の帳票データが1行で出力され、出力する案件のページ数と同じ行数の帳票データが出力されます。
この例では、フォーム識別子「A」のページにある「MEISAI-01」「MEISAI-02」のデータがページ数分出力されます。
[オブジェクト名]@[フォーム識別子] 以外の形式で指定した項目は案件ごとに同じ内容が出力されます。

  • 繰り返し設定を利用し指定したオブジェクトの全ページ分の値を出力する

    [オブジェクト名]@[フォーム識別子]の指定と繰り返し設定を組み合わせて使用することができます。

◇設定と出力例

  • 帳票データ出力設定

    出力項目 DATE,NO,MEISAI-*@A
    繰り返しを有効にする チェックあり
    範囲 1 - 2
    繰り返し番号 0埋めする(2桁)
    1行目に項目名を出力する チェックあり
  • CSV出力

    「*」で指定した項目を複数行にわたって出力します。 「*」で指定する項目は 範囲 で指定した分だけ出力されます。 この例では、 範囲 に「1 - 2」を指定しているため、1ページごとに「MEISAI-01」 ~ 「MEISAI-02」の2行のデータが出力され、この出力がページ数分繰り返されます。
    「*」で指定した以外の項目は案件単位で各行に同じ内容が出力されます。

  • 指定したオブジェクトの特定のページの値を出力する

    特定のページのオブジェクトの値を出力します。以下のルールで出力項目に設定するオブジェクト名を指定します。 この指定方法では、1案件分の帳票データが1行で出力されます。

    [オブジェクト名] + _ + [フォーム識別子] + _ + [ページ番号] - 1
    

    注釈

    • [オブジェクト名] [フォーム識別子]は、Formエディターで設定した値です。
    • [ページ番号]は、フォーム識別子ごとのページ番号です。(全体を通してのページ番号ではありません。)

    注意

    • [項目一覧]ダイアログには、この指定方法は表示されません。特定のページのオブジェクトの値を出力する場合は、出力項目に直接入力する必要があります。

◇設定と出力例

  • 帳票データ出力設定

    出力項目 DATE,NO,MEISAI-01_A_0,MEISAI-02_A_0,MEISAI-01_A_1,MEISAI-02_A_1,MEISAI-01_A_2,MEISAI-02_A_2
    繰り返しを有効にする チェックなし
    1行目に項目名を出力する チェックあり
  • CSV出力

    1案件分の帳票データを1行で出力します。
    この例では、案件ごとに「MEISAI-01」「MEISAI-02」のデータが1 ~ 3ページ分出力されます。