申請データ仕様¶
自動申請の実行に必要な申請データの仕様は以下の通りです。
申請データはXMLまたはCSV形式で作成します。
詳細については、以下を参照ください。
注意
申請データや添付ファイル、画像フレームで指定するファイルなど、自動申請で使用するファイルは、ワークフローシステムをインストールしたサーバー内に配置する必要があります。
自動申請で使用するファイルは、ワークフローシステム起動ユーザーへの読み取り・書き込み権限が付与されている必要があります。
自動申請機能では、ファイルに対して以下の権限のチェック行い、すべて成功した場合のみ申請処理の対象とします。失敗した申請ファイルは自動申請処理の対象外となり、監視フォルダーにそのまま残ります。- ワークフローシステム起動ユーザーへの読み取り・書き込み権限
- ファイル名変更権限
申請データ内でファイルパスを相対パスで指定した場合、以下のフォルダーを参照します。
- [ワークフローシステムのインストールディレクトリ]\Tomcat\
ワークフローシステムのインストールディレクトリについては ワークフローシステムのインストールディレクトリ を参照ください。
申請データ仕様(XML)¶
申請に必要な情報をXML形式で設定します。詳細については、以下を参照ください。
ファイル形式¶
XML形式の申請データは以下のファイル形式で作成します。
項目 説明 拡張子 *.xml エンコード 以下のエンコードのいずれかを使用します。
- Shift-JIS
- MS932
- UTF-8
- EUC_JP
注意
「UTF-8」使用時はBOMなし(UTF-8N)でファイルを作成してください。
XML構成¶
XMLのルート要素として <DOCUMENT> を配置します。<DOCUMENT>の直下に以下の要素を配置します。
各要素の詳細は、以下を参照ください。
注意
要素の内容にエスケープが必要な文字が含まれる場合、XML作成時にエスケープ文字に変換する必要があります。
エスケープが必要な文字 エスケープ文字 開始不等号( < ) < 終了不等号( > ) > アンパサンド記号( & ) & ダブルクォーテーション( " ) " シングルコーテーション( ' ) ' ◇記載例
エスケープ前 エスケープ後 <TEXT>このデータには開始不等号( < )と終了不等号( > )が含まれています。</TEXT> <TEXT>このデータには開始不等号( < )と終了不等号( > )が含まれています。</TEXT>
<DOCUMENT> * 必須
XMLのルート要素です。
<CONFIG> * 必須
申請に必要な定義情報(申請者のIDや申請件名など)を指定します。
<CONFIG>要素では以下の子要素を指定します。
要素 内容 <MEMBER_ID> * 必須 申請者のIDを指定します。組織に所属するユーザーのIDである必要があります。
注意
申請者の権限(グループ・役職の組合せ)は、申請区分で指定した組織から以下のルールで選択します。
- 申請できる権限が一つの場合、その権限を使用して申請する。
- 申請できる権限が複数の場合、組織上の階層が最も上の権限を使用する。
- 申請できる権限が複数あり、かつ同階層に複数存在する場合は、グループコードを昇順に並べて最も前に来る権限を使用する。
- 申請可能な権限がない場合はエラーとする。
<SUBJECT> * 必須 申請件名を指定します。
文字種別 半角・全角 最大文字数 100文字 禁則文字 ? : ; < > * | / 」 \(円マーク) <DATA> 要素にCXF_SUBJECT(申請件名に利用するオブジェクト)が指定されている場合でも<SUBJECT>の内容が使用されます。<IS_IMPORTANT> 案件が重要であるかを指定します。「true」「false」のいずれかを指定します。
「true」に設定した場合、申請済み一覧や処理待ち一覧にこの案件が重要であることを示すマークが表示されます。
設定値 説明 true 案件を重要に設定します。 申請済み一覧や処理待ち一覧にこの案件が重要であることを示す アイコンが表示されます。 false 案件を重要に設定しません。 申請済み一覧や処理待ち一覧に アイコンは表示されません。 <IS_IMPORTANT>要素がない場合「false」と同じ扱いとなります。<COMMENT> 申請時のコメントを指定します。
文字種別 半角・全角 最大文字数 400文字 禁則文字 (なし) <ATTACHED_FILES> ファイルを添付する場合、この要素の子要素として <FILE_PATH> 要素を作成し、添付ファイルのパスを指定します。 <FILE_PATH> ファイルを添付する場合、添付ファイルのパスを指定します。最大10個までの添付ファイルを指定できます。
注意
- 添付ファイルを指定する際は、申請データより先に添付ファイルを指定したパスに配置してください。指定された添付ファイルが存在しない場合、エラーとなり申請されません。
- 10個を超える添付ファイルを指定した場合、最初の10個のみが添付されます。
- ルートで[最小添付ファイル数]が設定されている場合、ファイルを添付しないとエラーになります。
- 添付ファイルに指定したファイルは申請後、削除またはエラーファイル保存フォルダーに移動されます。 詳細は、[エラーファイル保存フォルダー]を参照ください。
◇記載例
<CONFIG> <MEMBER_ID>A10007</MEMBER_ID> <SUBJECT>【稟議書】サーバー購入の件</SUBJECT> <IS_IMPORTANT>true</IS_IMPORTANT> <COMMENT>先日打ち合わせの件です。よろしくお願いいたします。</COMMENT> <ATTACHED_FILES> <FILE_PATH>C:\RINGI\temp\見積書.docx</FILE_PATH> <FILE_PATH>C:\RINGI\temp\価格表.xlsx</FILE_PATH> <FILE_PATH>C:\RINGI\temp\性能比較表.pdf</FILE_PATH> </ATTACHED_FILES> </CONFIG>
<DATA>
フォームの申請内容を指定します。フォーム形式がフォーム(旧バージョン形式のフォームを含む)の場合は必須です。
<DATA>の子要素として、フォーム上のオブジェクトに対応する要素を作成しオブジェクトの入力内容を指定します。
申請区分で指定したフォーム がマルチフォームを使用しているかにより、指定方法が異なります。注意
フォーム形式がファイルの場合、<DATA>要素は指定せずに <APPLY_FILE_PATH> 要素を指定します。
フォーム上で「計算」機能を用いて計算を行っている場合、自動申請では計算されません。 そのため、計算結果についても、申請データに含める必要があります。
フォーム上に設定されているJavaScriptは自動申請では動作しません。 JavaScriptの動作を考慮の上、JavaScriptが動作した結果と同じ内容のデータを用意する必要があります。
画像フレームオブジェクトへ画像を設定する場合、表示する画像のファイルパスを設定します。
画像フレームオブジェクトへ設定可能なファイルは以下の通りです。
ファイルサイズ システム設定の 添付ファイル - 最大サイズ で指定したファイルサイズ以内。
※0バイトのファイルは設定できません。画像フォーマット
BMPファイル
色数 1 ビット モノクロ
8 ビット 256 色 RGB インデックスカラー
24 ビット RGB フルカラー圧縮 非圧縮 JPEGファイル
色数 24ビット RGBフルカラー
32ビット CMYKフルカラー符号化方式 ベースライン , プログレッシブ 画像フレームオブジェクトに指定したファイルは申請後、削除またはエラーファイル保存フォルダーに移動されます。 詳細は、[エラーファイル保存フォルダー]を参照ください。
ヒント
マルチフォームでは、申請内容にあわせて、申請時に手動でページを追加して申請することができます。 自動申請においても、ページを追加した時と同じようにページを指定して申請することができます。
マルチフォームの設定はFormエディターで行います。マルチフォームの設定についての詳細はFormエディターのマニュアルを参照ください。マルチフォーム設定なし
<DATA>の子要素として、フォーム上のオブジェクトと同じ名前の要素を作成し、オブジェクトへの入力内容を設定します。
◇記載例
<DATA> <MONEY>200000</MONEY> <CONTENTS>サーバー購入の件について、稟議申し上げます。</CONTENTS> <NOTE>耐用年数超過のため</NOTE> <CXF_IMGFRAME_001>C:\RINGI\temp\img\スペック表.jpg</CXF_IMGFRAME_001> </DATA>マルチフォーム設定あり
Formエディターの[マルチフォーム] - [フォーム設定] - [マルチフォーム設定]がチェックされている状態、かつ、オブジェクトの[HTMLタブ] - [マルチフォームでオブジェクトをページごとに区別する]がチェックされている場合、以下のタグ名の要素を作成して<DATA>の子要素として配置します。画像フレームを使用する場合も同様に指定します。
[オブジェクト名] + _ + [フォーム識別子] + _ + [ページ番号] - 1注釈
- [オブジェクト名] [フォーム識別子]は、Formエディターで設定した値です。
- [ページ番号]は、フォーム識別子ごとのページ番号です。(全体を通してのページ番号ではありません。)
◇記載例
[フォーム識別子]が「FORM02」のページを2ページ追加し、追加したページのオブジェクトを指定する場合。
ページ番号 オブジェクト XMLで指定するオブジェクト名 1 MONEY MONEY_FORM02_0 1 CXF_IMGFRAME_001(画像フレーム) CXF_IMGFRAME_001_FORM02_0 2 MONEY MONEY_FORM02_1 2 CXF_IMGFRAME_001(画像フレーム) CXF_IMGFRAME_001_FORM02_1 <DATA> <MONEY_FORM02_0>200000</MONEY_FORM02_0> <CXF_IMGFRAME_001_FORM02_0>C:\RINGI\temp\img\スペック表_01.jpg</CXF_IMGFRAME_001_FORM02_0> <MONEY_FORM02_1>300000</MONEY_FORM02_1> <CXF_IMGFRAME_001_FORM02_1>C:\RINGI\temp\img\スペック表_02.jpg</CXF_IMGFRAME_001_FORM02_1> </DATA>ヒント
- 指定したページが、マルチフォーム設定の[最小・最大ページ数]の最小ページ数未満となる場合は、最小ページ数まで空欄のページが追加されます。
- マルチフォーム設定の[最小・最大ページ数]の最大ページ数を超えたページ指定は無視されます。
- 申請データに指定したオブジェクトに未指定のページがある場合、未指定のページについては空欄となります。
例えば、1ページと3ページのオブジェクトが指定されている場合、オブジェクトが指定されていない2ページの値は空欄になります。ヒント
[HTMLタブ] - [マルチフォームでオブジェクトをページごとに区別する]にチェックのないオブジェクトについては、マルチフォームを使用しない場合と同様の方法で設定してください。
<PDF_FRAME_FILES>
PDFフレームを利用しているフォームの場合に、PDFフレームに取込むPDFファイルの情報を指定します。
PDFフレームを利用していない場合、指定する必要はありません。
<PDF_FRAME_FILES>要素内に指定する要素は以下の通りです。
要素 内容 <FILE_PATH> PDFフレームに取込むPDFファイルのパスを指定します。 ◇記載例
<PDF_FRAME_FILES> <FILE_PATH>C:\RINGI\temp\pdf\提案書.pdf</FILE_PATH> <FILE_PATH>C:\RINGI\temp\pdf\製品カタログ.pdf</FILE_PATH> <FILE_PATH>C:\RINGI\temp\pdf\スペック表.pdf</FILE_PATH> </PDF_FRAME_FILES>注意
- この機能を利用するには、フォーム形式が「旧バージョン形式のフォーム(PDF)」であり、「フォーム(PDF/PDF)」に設定されている必要があります。 フォーム形式については、[フォームマネージャー リファレンス - フォーム形式]を参照ください。
- FILE_PATHで指定するファイル数と順番が[申請区分 - PDFフレーム取込み設定]で登録した内容と対応する必要があります。
- 指定したPDFファイルは申請後、削除またはエラーファイル保存フォルダーに移動されます。 詳細は、[エラーファイル保存フォルダー]を参照ください。
<APPLY_FILE_PATH>
フォーム形式がファイルの場合に、申請に利用するファイルのパスを指定します。フォーム形式がファイルの場合は必須です。
◇記載例
<APPLY_FILE_PATH>C:\RINGI\temp\【稟議書】サーバー購入の件.xlsx</APPLY_FILE_PATH>注意
フォーム形式がフォーム(旧バージョン形式のフォームを含む)の場合、<APPLY_FILE_PATH>要素は指定せずに <DATA> 要素を指定します。
サンプルデータ(XML)¶
XML形式の申請データのサンプルをパターン別に示します。
フォーム(添付ファイルなし、マルチフォームなし、PDFフレームを使用しない)
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <DOCUMENT> <!-- 申請に必要な定義情報 --> <CONFIG> <MEMBER_ID>A10007</MEMBER_ID> <SUBJECT>【稟議書】サーバー購入の件</SUBJECT> <IS_IMPORTANT>true</IS_IMPORTANT> <COMMENT>先日打ち合わせの件です。よろしくお願いいたします。</COMMENT> </CONFIG> <!-- 申請内容 --> <DATA> <MONEY>200000</MONEY> <CONTENTS>サーバー購入の件について、稟議申し上げます。</CONTENTS> <NOTE>耐用年数超過のため</NOTE> <CXF_IMGFRAME_001>C:\RINGI\temp\img\スペック表.jpg</CXF_IMGFRAME_001> </DATA> </DOCUMENT>
フォーム(添付ファイルあり、マルチフォームあり、PDFフレームを使用しない)
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <DOCUMENT> <!-- 申請に必要な定義情報 --> <CONFIG> <MEMBER_ID>A10007</MEMBER_ID> <SUBJECT>【稟議書】サーバー購入の件</SUBJECT> <IS_IMPORTANT>true</IS_IMPORTANT> <COMMENT>先日打ち合わせの件です。よろしくお願いいたします。</COMMENT> <ATTACHED_FILES> <FILE_PATH>C:\RINGI\temp\見積書.docx</FILE_PATH> <FILE_PATH>C:\RINGI\temp\価格表.xlsx</FILE_PATH> <FILE_PATH>C:\RINGI\temp\性能比較表.pdf</FILE_PATH> </ATTACHED_FILES> </CONFIG> <!-- 申請内容 --> <DATA> <CONTENTS>サーバー購入の件について、稟議申し上げます。</CONTENTS> <MONEY_TOTAL>500000</MONEY_TOTAL> <NOTE_FORM02_0>耐用年数超過のため入れ替え</NOTE_FORM02_0> <MONEY_FORM02_0>200000</MONEY_FORM02_0> <CXF_IMGFRAME_001_FORM02_0>C:\RINGI\temp\img\スペック表_01.jpg</CXF_IMGFRAME_001_FORM02_0> <NOTE_FORM02_1>新規追加購入</NOTE_FORM02_1> <MONEY_FORM02_1>300000</MONEY_FORM02_1> <CXF_IMGFRAME_001_FORM02_1>C:\RINGI\temp\img\スペック表_02.jpg</CXF_IMGFRAME_001_FORM02_1> </DATA> </DOCUMENT>
フォーム(添付ファイルあり、マルチフォームなし、PDFフレームを使用する)
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <DOCUMENT> <!-- 申請に必要な定義情報 --> <CONFIG> <MEMBER_ID>A10007</MEMBER_ID> <SUBJECT>【稟議書】サーバー購入の件</SUBJECT> <IS_IMPORTANT>true</IS_IMPORTANT> <COMMENT>先日打ち合わせの件です。よろしくお願いいたします。</COMMENT> <ATTACHED_FILES> <FILE_PATH>C:\RINGI\temp\見積書.docx</FILE_PATH> <FILE_PATH>C:\RINGI\temp\価格表.xlsx</FILE_PATH> <FILE_PATH>C:\RINGI\temp\性能比較表.pdf</FILE_PATH> </ATTACHED_FILES> </CONFIG> <!-- 申請内容 --> <DATA> <MONEY>200000</MONEY> <CONTENTS>サーバー購入の件について、稟議申し上げます。</CONTENTS> <NOTE>耐用年数超過のため</NOTE> </DATA> <!-- PDFフレームに取込むファイルの情報 --> <PDF_FRAME_FILES> <FILE_PATH>C:\RINGI\temp\pdf\提案書.pdf</FILE_PATH> <FILE_PATH>C:\RINGI\temp\pdf\製品カタログ.pdf</FILE_PATH> <FILE_PATH>C:\RINGI\temp\pdf\スペック表.pdf</FILE_PATH> </PDF_FRAME_FILES> </DOCUMENT>
Excelフォーム(添付ファイルなし)
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <DOCUMENT> <!-- 申請に必要な定義情報 --> <CONFIG> <MEMBER_ID>A10007</MEMBER_ID> <SUBJECT>【稟議書】サーバー購入の件</SUBJECT> <IS_IMPORTANT>true</IS_IMPORTANT> <COMMENT>先日打ち合わせの件です。よろしくお願いいたします。</COMMENT> </CONFIG> <!-- 申請フォームの情報 --> <APPLY_FILE_PATH>C:\RINGI\temp\【稟議書】サーバー購入の件.xlsx</APPLY_FILE_PATH> </DOCUMENT>
申請データ仕様(CSV)¶
申請に必要な情報をCSV形式で設定します。詳細については、以下を参照ください。
ファイル形式¶
CSV形式の申請データは以下のファイル形式で作成します。
項目 説明 拡張子 *.csv エンコード 以下のエンコードのいずれかを使用します。
- Shift-JIS
- MS932
- UTF-8
- EUC_JP
注意
- 「UTF-8」使用時はBOMなし(UTF-8N)でファイルを作成してください。
- ファイルのエンコードと[申請区分 - 申請データの形式]で指定するエンコードは一致する必要があります。
CSV構成¶
フォーム形式(フォームまたはファイル)により、作成するCSVファイルの構成が異なります。
詳細については、以下を参照ください。注意
以下の文字列を含む要素は、CSV作成時にエスケープ処理(要素をダブルクォーテーションで囲む)を行ってください。
また、要素中のダブルクォーテーションは、直前にもう一つダブルクォーテーションを付加する必要があります。
- カンマ( , )
- 改行
- ダブルクォーテーション( " )
◇記載例
エスケープ前 エスケープ後 このデータにはカンマ,が含まれています。 "このデータにはカンマ,が含まれています。" このデータには改行
が含まれています。"このデータには改行
が含まれています。"このデータには"ダブルクォーテーション"が含まれています。 "このデータには""ダブルクォーテーション""が含まれています。"
フォームの場合
7行(データ内に含まれる改行を除く)のCSVファイルを作成します。
行 定義項目 指定する内容 1 定義情報 申請に必要な定義情報(申請者のIDや申請件名など)を指定します。
詳細は 定義項目詳細 - 定義情報 を参照ください。2 添付ファイル 申請時に添付するファイルを指定します。
詳細は 定義項目詳細 - 添付ファイル を参照ください。3 空行 データを区切るための空白行です。 4 PDFフレーム PDFフレームを利用しているフォームの場合に、PDFフレームに取込むPDFファイルの情報を指定します。
詳細は 定義項目詳細 - PDFフレーム を参照ください。5 空行 データを区切るための空白行です。 6 オブジェクト名 申請フォーム上のオブジェクト名を指定します。
詳細は 定義項目詳細 - オブジェクト名 を参照ください。7 データ 申請フォーム上に表示するデータを指定します。
詳細は 定義項目詳細 - データ を参照ください。
ファイルの場合
4行(データ内に含まれる改行を除く)のCSVファイルを作成します。
行 定義項目 指定する内容 1 定義情報 申請に必要な定義情報(申請者のIDや申請件名など)を指定します。
詳細は 定義項目詳細 - 定義情報 を参照ください。2 添付ファイル 申請時に添付するファイルを指定します。
詳細は 定義項目詳細 - 添付ファイル を参照ください。3 空行 データを区切るための空白行です。 4 申請ファイル 申請に利用するファイルを指定します。
詳細は 定義項目詳細 - 申請ファイル を参照ください。定義項目詳細
定義情報
申請に必要な定義情報(申請者のIDや申請件名など)を定義する行です。以下の情報をカンマ区切りで記述します。
定義名 内容 ID * 必須 申請者のIDを指定します。組織に所属するユーザーのIDである必要があります。
注意
申請者の権限(グループ・役職の組合せ)は、申請区分で指定した組織から以下のルールで選択します。
- 申請できる権限が一つの場合、その権限を使用して申請する。
- 申請できる権限が複数の場合、組織上の階層が最も上の権限を使用する。
- 申請できる権限が複数あり、かつ同階層に複数存在する場合は、グループコードを昇順に並べて最も前に来る権限を使用する。
- 申請可能な権限がない場合はエラーとする。
申請件名 * 必須 申請件名を指定します。
文字種別 半角・全角 最大文字数 100文字 禁則文字 ? : ; < > * | / 」 \(円マーク) オブジェクト名 にCXF_SUBJECT(申請件名に利用するオブジェクト)が指定されている場合でもここで指定した内容が使用されます。重要 案件が重要であるかを設定します。「true」「false」のいずれかを指定します。
「true」に設定した場合、申請済み一覧や処理待ち一覧にこの案件が重要であることを示すマークが表示されます。
設定値 説明 true 案件を重要に設定します。 申請済み一覧や処理待ち一覧にこの案件が重要であることを示す アイコンが表示されます。 false 案件を重要に設定しません。 申請済み一覧や処理待ち一覧に アイコンは表示されません。 「true」「false」のいずれも指定しない(空文字)場合「false」と同じ扱いとなります。コメント 申請時のコメントを指定します。
文字種別 半角・全角 最大文字数 400文字 禁則文字 (なし)
添付ファイル
ファイルを添付する場合、添付ファイルのパスをカンマ区切りで指定します。
最大10個の添付ファイルを指定できます。注意
- 添付ファイルを指定する際は、申請データより先に添付ファイルを指定したパスに配置してください。指定された添付ファイルが存在しない場合、エラーとなり申請されません。
- 10個を超える添付ファイルを指定した場合、最初の10個のみが添付されます。
- ルートで[最小添付ファイル数]が設定されている場合、ファイルを添付しないとエラーになります。
- ファイルを添付しない場合、空行にします。行を省略することはできません。
- 添付ファイルに指定したファイルは申請後、削除またはエラーファイル保存フォルダーに移動されます。 詳細は、[エラーファイル保存フォルダー]を参照ください。
PDFフレーム
PDFフレームを利用しているフォームの場合に、PDFフレームに取込むPDFファイルのパスをカンマ区切りで指定します。
注意
- この機能を利用するには、フォーム形式が「旧バージョン形式のフォーム(PDF)」であり、「フォーム(PDF/PDF)」に設定されている必要があります。 フォーム形式については、[フォームマネージャー リファレンス - フォーム形式]を参照ください。
- ここに指定するファイル数と順番が[申請区分 - PDFフレーム取込み設定]で登録した内容と対応する必要があります。
- PDFフレームを利用しない場合、空行にします。行を省略することはできません。
- 指定したPDFファイルは申請後、削除またはエラーファイル保存フォルダーに移動されます。 詳細は、[エラーファイル保存フォルダー]を参照ください。
オブジェクト名
申請フォームのオブジェクト名をカンマ区切りで指定します。
申請区分で指定したフォーム がマルチフォームを使用しているかにより、指定方法が異なります。注意
- フォーム形式がフォーム(旧バージョン形式のフォームを含む)の場合は必須です。
- オブジェクト名の順番は任意ですが、データ と順番が対応している必要があります。
ヒント
マルチフォームでは、申請内容にあわせて、申請時に手動でページを追加して申請することができます。 自動申請においても、ページを追加した時と同じようにページを指定して申請することができます。
マルチフォームの設定はFormエディターで行います。マルチフォームの設定についての詳細はFormエディターのマニュアルを参照ください。マルチフォーム設定なし
フォーム上のオブジェクトと同じ名前を設定します。
マルチフォーム設定あり
Formエディターの[マルチフォーム] - [フォーム設定] - [マルチフォーム設定]がチェックされている状態、かつ、オブジェクトの[HTMLタブ] - [マルチフォームでオブジェクトをページごとに区別する]がチェックされている場合、以下のルールでオブジェクト名を指定します。画像フレームを使用する場合も同様に指定します。
[オブジェクト名] + _ + [フォーム識別子] + _ + [ページ番号] - 1注釈
- [オブジェクト名] [フォーム識別子]は、Formエディターで設定した値です。
- [ページ番号]は、フォーム識別子ごとのページ番号です。(全体を通してのページ番号ではありません。)
◇記載例
[フォーム識別子]が「FORM02」のページを2ページ追加し、追加したページのオブジェクトを指定する場合。
追加ページ オブジェクト CSVで指定するオブジェクト名 1 MONEY MONEY_FORM02_0 1 CXF_IMGFRAME_001(画像フレーム) CXF_IMGFRAME_001_FORM02_0 2 MONEY MONEY_FORM02_1 2 CXF_IMGFRAME_001(画像フレーム) CXF_IMGFRAME_001_FORM02_1 ヒント
- 指定したページが、マルチフォーム設定の[最小・最大ページ数]の最小ページ数未満となる場合は、最小ページ数まで空欄のページが追加されます。
- マルチフォーム設定の[最小・最大ページ数]の最大ページ数を超えたページ指定は無視されます。
- 申請データに指定したオブジェクトに未指定のページがある場合、未指定のページについては空欄となります。
例えば、1ページと3ページのオブジェクトが指定されている場合、オブジェクトが指定されていない2ページの値は空欄になります。ヒント
「マルチフォームでオブジェクトをページごとに区別する」にチェックのついたオブジェクトまたは画像フレーム以外のオブジェクトについては、マルチフォーム設定なしと同様の方法で設定してください。
データ
申請フォーム上に設定するデータをカンマ区切りで指定します。
注意
申請フォーム上に設定するデータをカンマ区切りで記述します。オブジェクト名 と順番が対応している必要があります。
フォーム上で「計算」機能を用いて計算を行っている場合、自動申請では計算されません。 そのため、計算結果についても、申請データに含める必要があります。
フォーム上に設定されているJavaScriptは自動申請では動作しません。 JavaScriptの動作を考慮の上、JavaScriptが動作した結果と同じ内容のデータを用意する必要があります。
画像フレームオブジェクトへ画像を設定する場合、表示する画像のファイルパスを設定します。
画像フレームオブジェクトへ設定可能なファイルは以下の通りです。
ファイルサイズ システム設定の 添付ファイル - 最大サイズ で指定したファイルサイズ以内。
※0バイトのファイルは設定できません。画像フォーマット
BMPファイル
色数 1 ビット モノクロ
8 ビット 256 色 RGB インデックスカラー
24 ビット RGB フルカラー圧縮 非圧縮 JPEGファイル
色数 24ビット RGBフルカラー
32ビット CMYKフルカラー符号化方式 ベースライン , プログレッシブ 画像フレームオブジェクトに指定したファイルは申請後、削除またはエラーファイル保存フォルダーに移動されます。 詳細は、[エラーファイル保存フォルダー]を参照ください。
申請ファイル
フォーム形式がファイルの場合に、申請に利用するファイルのパスを指定します。 フォーム形式がファイルの場合は必須です。
サンプルデータ(CSV)¶
CSV形式の申請データのサンプルをパターン別に示します。
フォーム(添付ファイルなし、マルチフォームなし、PDFフレームを使用しない)
A10007,【稟議書】サーバー購入の件,true,先日打ち合わせの件です。よろしくお願いいたします。 MONEY,CONTENTS,NOTE,CXF_IMGFRAME_001 200000,サーバー購入の件について、稟議申し上げます。,耐用年数超過のため,C:\RINGI\temp\img\スペック表.jpg
フォーム(添付ファイルあり、マルチフォームあり、PDFフレームを使用しない)
A10007,【稟議書】サーバー購入の件,true,先日打ち合わせの件です。よろしくお願いいたします。 C:\RINGI\temp\見積書.docx,C:\RINGI\temp\価格表.xlsx,C:\RINGI\temp\性能比較表.pdf CONTENTS,MONEY_TOTAL,NOTE_FORM02_0,MONEY_FORM02_0,CXF_IMGFRAME_001_FORM02_0,NOTE_FORM02_1,MONEY_FORM02_1,CXF_IMGFRAME_001_FORM02_1 サーバー購入の件について、稟議申し上げます。,500000,耐用年数超過のため入れ替え,200000,C:\RINGI\temp\img\スペック表_01.jpg,新規追加購入,300000,C:\RINGI\temp\img\スペック表_02.jpg
フォーム(添付ファイルあり、マルチフォームなし、PDFフレームを使用する)
A10007,【稟議書】サーバー購入の件,true,先日打ち合わせの件です。よろしくお願いいたします。 C:\RINGI\temp\見積書.docx,C:\RINGI\temp\価格表.xlsx,C:\RINGI\temp\性能比較表.pdf C:\RINGI\temp\pdf\提案書.pdf,C:\RINGI\temp\pdf\製品カタログ.pdf,C:\RINGI\temp\pdf\スペック表.pdf MONEY,CONTENTS,NOTE 200000,サーバー購入の件について、稟議申し上げます。,耐用年数超過のため
Excelフォーム(添付ファイルなし)
A10007,【稟議書】サーバー購入の件,true,先日打ち合わせの件です。よろしくお願いいたします。 C:\RINGI\temp\【稟議書】サーバー購入の件.xlsx