SOAP API 仕様

ヒント

本ページでは、SOAP APIの仕様概要について説明しています。
詳細な仕様は、 SOAP API仕様書 を参照ください。

サービス名について

SOAP APIとして公開されているサービス名を以下に示します。

サービス名 概要
wsAuthenticationManager SOAP APIのアカウント認証用サービス
wsApplyAgent 申請用サービス
wsApproveAgent 承認用サービス
wsReturnAgent 差戻し(否認・再申請請求・再承認請求)用サービス
wsBdfManager 申請フォーム情報取得用サービス
wsUserInfomationManager ユーザー情報の取得・更新用サービス
wsReceiveManager ワークフローの処理待ち案件一覧情報取得用サービス
wsWorkflowStatusManager ワークフローの案件情報を検索用サービス

パッケージ構成

SOAP APIは、[jp.co.itarchitects.xFlow.soap.server]以下のサブパッケージに、機能ごとに分類されています。
以下で各サブパッケージの概要について説明します。

パッケージ名 概要
action 申請/承認/差戻しを実行するためのインターフェースを提供します。
list ワークフローシステムの一覧に関するインターフェースを提供します。
特定のユーザーの処理待ちとなっている案件の一覧を取得できます。
define.bdf ワークフロー コンテンツ管理で登録した申請フォームに関するインターフェースを提供します。
主に、APIを使用して申請する際に利用されます。
define.user 組織/ユーザー情報に関するインターフェースを提供します。
status ワークフローシステムでこれまでに申請された案件情報に関するインターフェースを提供します。

定数値について

SOAP APIでは、処理の種別や状態を表す定数が定義されています。
以下では、SOAP APIで使用される定数を機能ごとに説明します。

actionパッケージ

  • WsApplyAgent クラス

申請の処理種別は以下のコードで定義されています。
用途に応じて execute、execute_option の引数に指定してください。

処理種別 定数値
申請 1
保存 2
  • WsApplyOptionクラス

申請時の「メール送信オプション」、「コメントと添付ファイルの公開情報」は以下のコードで定義されています。
用途に応じて setMailOption、setCommentAndAttachedFilePublish の引数に指定してください。

[メール送信オプションを表す定数]

処理種別 定数値(文字列)
次の承認者 1
全承認者 2
送信しない 3

[コメント・添付ファイルの公開情報を表す定数]

処理種別 定数値(文字列)
ルートの全員に公開 0
公開しない 1
公開先を指定 2
  • WsApproveAgent クラス

承認の処理種別は以下のコードで定義されています。
承認のコードを execute、execute_option の引数に指定します。

処理種別 定数値
承認 1
  • WsOptionクラス

承認・差戻し時の「メール送信オプション」、「コメントと添付ファイルの公開情報」は以下のコードで定義されています。
用途に応じて setMailOption、setCommentAndAttachedFilePublish の引数に指定してください。

[メール送信オプションを表す定数]

処理種別 定数値(文字列)
次の承認者 1
以降の承認者全員 2
送信しない 3

[コメント・添付ファイルの公開情報を表す定数]

処理種別 定数値(文字列)
ルートの全員に公開 0
公開しない 1
公開先を指定する 2
  • WsReturnAgent クラス

差戻しの処理種別は以下のコードで定義されています。
用途に応じて execute、execute_option の引数に指定してください。

処理種別 定数値
否認 1
再申請請求 2
再承認請求 3

statusパッケージ

  • WsWorkflowStatusManager クラス

検索条件を指定して案件情報を取得する場合に、以下の項目を検索条件として指定できます。
doSelectWorkflowStatusWithSearch などでは、検索する項目の定数値と検索する値をセットで指定します。

検索する項目 定数値(文字列)
申請件名 APPLY_SUBJECT
申請フォーム名 DOCUMENT_NAME
申請時採番 APPLY_NUMBER
決裁時採番 DECIDE_NUMBER
完了時採番 COMPLETE_NUMBER
申請者のID APPLYER_MEMBER_ID
申請者氏名(姓) APPLYER_LAST_NAME
申請者氏名(名) APPLYER_FIRST_NAME
役職コード APPLYER_AUTH_CODE
役職名 APPLYER_AUTH_NAME
グループコード APPLYER_GROUP_CODE
グループ名 APPLYER_GROUP_NAME
案件状態 WORKFLOW_STATUS
申請日期間(開始日) START_APPLY_DATE
申請日期間(終了日) END_APPLY_DATE
決裁日期間(開始日) START_DECIDE_DATE
決裁日期間(終了日) END_DECIDE_DATE
案件ID WORKFLOW_ID
  • WsWorkflowStatusBean クラス

フォーム形式は、以下のコードで定義されています。
該当のワークフロー案件が使用するフォームのフォーム区分は、getDocumentType を利用して取得します。

フォーム形式 定数値(文字列)
入力JSPフォーム/Ver5形式のフォーム 22
入力PDFフォーム 12
ファイル(Word) 00
ファイル(Excel) 01
ファイル(その他) 99
  • WsWorkflowMemberStatusBean クラス

[ルート上のユーザーの役割を表す定数]

ルート上のユーザーの役割は、以下のコードで定義されています。
該当ユーザーの役割は、getMemberType を利用して取得します。

ユーザーの役割 定数値
申請者 0
承認者 1
決裁者 2
閲覧者 3

[案件の処理状態を表す定数]

ユーザーの案件の処理状態は、以下のコードで定義されています。
該当ユーザーの案件の処理状態は、getMemberStatus を利用して取得します。

案件の状態 定数値
未受信(予定一覧に含まれる案件) 0
処理待ち(承認待ち・閲覧待ち) 1
処理済み(申請済み・承認済みなど) 2

[承認グループの種類を表す定数]

ルート上の承認グループの種類は、以下のコードで定義されています。
該当ユーザーが含まれる承認グループの種類は、getMemberGroupOption を利用して取得します。

承認グループ種類 定数値
申請者/単独の承認者 0
AND承認グループ 1
OR承認グループ 2

[承認処理の対象/対象外の状態を表す定数]

ルート上のユーザーが承認処理の対象となるかは、以下のコードで定義されています。
該当ユーザーが承認処理の対象となるかは、getMemberApprovedCode を利用して取得します。

スキップ種類 定数値
承認するユーザー 0
該当ユーザー不在でスキップされるユーザー 1
承認不要でスキップされるユーザー 2

注釈

該当ユーザー不在や承認不要の場合は、承認がスキップされます。