ワークフローシステム(Windows)
モジュール構成
アップデート製品のモジュール構成は以下の通りです。
[DVD(WEBFLOW_UPDATE)]
├─ formmanager … フォームマネージャー
├─ manual … ワークフローシステム マニュアル一式
└─ server
├─ cwf-update-v5.3.0.exe … アップデーター
├─ postgresql
│ └─ postgresql-14.1-1-windows-x64.exe … PostgreSQL 14.1
└─ sql … SQLファイル
フォルダー構成の表記について
以降の手順で記載しているフォルダー構成は、すべて標準インストール時(C:\CREATE_HOME
)のものです。
インストール時にインストールフォルダーを変更している場合はフォルダー構成を読み替えてください。
アップデート手順
ワークフローシステムのアップデートは以下の手順で行います。
注意
- 以降の手順は、すべてadministrator権限を持つユーザーで実施してください。
- コマンドプロンプトは、右クリックメニューの「管理者として実行」を選択して起動してください。
ワークフローシステムの停止
サービスCreate!WebFlow
(Tomcat)を停止します。
レジストリのバックアップ
- レジストリのバックアップフォルダーを作成するため、コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します。
mkdir C:\cwf-backup
- レジストリをバックアップするため、コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します。
REG EXPORT "HKLM\SOFTWARE\WOW6432Node\Apache Software Foundation" C:\cwf-backup\cwf_tomcat.reg
REG EXPORT "HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\TomcatCwf" C:\cwf-backup\cwf_service_TomcatCwf.reg
REG EXPORT "HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\TomcatXf" C:\cwf-backup\cwf_service_TomcatXf.reg
REG EXPORT "HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\CreateWebFlow" C:\cwf-backup\cwf_service_CreateWebFlow.reg
補足
導入時のバージョンによってレジストリ登録名が異なるため、2行目以降は、該当するレジストリが存在しない場合があります。
存在しない場合、以下のエラーメッセージが表示されます。
エラー: 指定されたレジストリ キーまたは値が見つかりませんでした
2~4行目のいずれかで正常に出力できていれば問題ありませんので、以降の手順に進んでください。
データベースのバージョンアップ
ワークフローシステムが利用するデータベースごとに手順が異なります。
以下のリンクより、データベースごとの手順をご参照ください。
PostgreSQL
注意
OSがWindows Server 2012/2012 R2 の場合、下記手順ではアップデートできません。PostgreSQL9.6アップデートを参照してアップデートを実施してください。
- データベースをバックアップするため、コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します。
cd C:\CREATE_HOME\PostgreSQL\bin
REM <バックアップファイル>の部分には、任意のファイルパスを指定します。
pg_dumpall.exe -h localhost -p 5432 -U xfadmin -v > <バックアップファイル>
パスワードを要求されますので、xfadmin のパスワードを入力します。
xfadmin の初期パスワード:y3dTaaHIAH
サービス
Create!WebFlow Database
を停止します。サービスの設定を変更するため、以下のコマンドを実行します。
PostgreSQL8.3利用時
sc config pgsql-8.3 start= demand
sc config pgsql-8.3 DisplayName= "Create!WebFlow Database-8.3 (backup)"
sc description pgsql-8.3 "Create!WebFlow データベース-8.3 (backup)"
PostgreSQL9.2利用時
sc config postgresql-9.2 start= demand
sc config postgresql-9.2 DisplayName= "Create!WebFlow Database-9.2 (backup)"
sc description postgresql-9.2 "Create!WebFlow データベース-9.2 (backup)"
- PostgreSQLのモジュールをバックアップするため、エクスプローラーでフォルダーの名前を変更します。
変更前 | 変更後 |
---|---|
C:\CREATE_HOME\PostgreSQL | C:\CREATE_HOME\PostgreSQL_bak |
PostgreSQLのインストーラー(
(WEBFLOW_UPDATE)\server\postgresql\postgresql-14.1-1-windows-x64.exe
)を実行します。PostgreSQLのセットアップウィザードが起動したら
Next >
ボタンをクリックします。
Installation Directory
では、PostgreSQLのインストールフォルダーを設定します。C:\CREATE_HOME\PostgreSQL
を設定してNext >
ボタンをクリックします。
Select Components
では、PostgreSQLのコンポーネントを設定します。Stack Builder
以外が選択されていることを確認してNext >
ボタンをクリックします。
Data Directory
では、PostgreSQLのデータフォルダーを設定します。C:\CREATE_HOME\PostgreSQL\data
が設定されていることを確認してNext >
ボタンをクリックします。
Password
では、PostgreSQLに初期設定されるDB管理ユーザー(postgres)のパスワードを設定します。DB管理ユーザーのパスワードを設定してNext >
ボタンをクリックします。
※ここで設定したパスワードは手順16のデータベースのリストアで使用します。
Port
では、PostgreSQLのポート番号を設定します。5432
を設定してNext >
ボタンをクリックします。
Advanced Options
では、PostgreSQLのロケールを設定します。Locale
からC
を選択してNext >
ボタンをクリックします。
Pre Installation Summary
では、設定内容の確認を行いNext >
ボタンをクリックします。
Ready to Install
では、Next >
ボタンをクリックします。PostgreSQLのインストールが開始されます。
Completing the PostgreSQL Setup Wizard
では、Finish
ボタンをクリックしてPostgreSQLのインストールを完了します。
- 手順1でバックアップしたデータベースのファイルをリストアするため、以下のコマンドを実行します。
cd C:\CREATE_HOME\PostgreSQL\bin
REM <バックアップファイル>は手順1のバックアップファイルを指定します
psql.exe -h localhost -p 5432 -U postgres -d postgres -f <バックアップファイル>
パスワードを要求されますので、手順10で設定したパスワードを入力します。
注意
C:\CREATE_HOME\PostgreSQL
以下にバックアップファイルを作成した場合、フォルダー名がC:\CREATE_HOME\PostgreSQL_bak
に変更されています。
- サービスの設定を変更するため、以下のコマンドを実行します。
net stop postgresql-x64-14
sc config postgresql-x64-14 DisplayName= "Create!WebFlow Database"
sc config postgresql-x64-14 obj= .\xfadmin password= y3dTaaHIAH
sc description postgresql-x64-14 "Create!WebFlow データベース"
- クライアント認証の設定を変更するため、
C:\CREATE_HOME\PostgreSQL\data\pg_hba.conf
ファイルを開き、IPv4 local connections
およびIPv6 local connections
の末尾にあるscram-sha-256
を以下の通りmd5
に変更します。
# IPv4 local connections:
host all all 127.0.0.1/32 md5
# IPv6 local connections:
host all all ::1/128 md5
- アクセス権限を設定するため、以下のコマンドを実行します。
cacls C:\CREATE_HOME\PostgreSQL\data /T /E /C /G xfadmin:F
- サービスを開始するため、以下のコマンドを実行します。
net start postgresql-x64-14
これでPostgreSQLのバージョンアップは完了です。
PostgreSQLのバージョンアップ後、以下のDB管理ユーザーが登録された状態となります。
ユーザー名 | パスワード |
---|---|
postgres | 手順10で設定したパスワード |
xfadmin | 旧バージョンのPostgreSQLで設定したパスワード ※初期パスワード:y3dTaaHIAH |
ワークフローシステムのデータベースをメンテナンスする際は、xfadmin
ユーザーを使用してください。
PostgreSQLのアップデートが終わったら、ワークフローシステムのアップデートの手順に進んでください。
SQL Server
- JDBCドライバをダウンロードします。SQL Server用のJDBCドライバをダウンロードし、任意のフォルダーへ配置します。
補足
C:\CREATE_HOME
以下のフォルダーには配置しないでください。- JDBCドライバの詳細については
ワークフローシステム 導入マニュアル
の第2章. 導入手順(ワークフローシステム Windows サーバー)
の2-1. 概要
を参照ください。
データベースのバックアップを行います。
SQL Server Management Studioを起動し、
SA
ユーザーでログインします。SQL Server Management Studio上でワークフローシステムのデータベース
xf
に以下のSQLファイルを実行します。
アップデート前の製品バージョンに合わせて、該当するSQLファイルを順に実行します。
Ver3.0からのバージョンアップ
1. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_mssql_v30tov33.sql
2. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_mssql_v33tov43.sql
3. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_mssql_v43tov50.sql
4. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_mssql_v50tov53.sql
Ver3.1からのバージョアップ
1. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_mssql_v31tov33.sql
2. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_mssql_v33tov43.sql
3. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_mssql_v43tov50.sql
4. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_mssql_v50tov53.sql
Ver3.2からのバージョンアップ
1. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_mssql_v32tov33.sql
2. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_mssql_v33tov43.sql
3. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_mssql_v43tov50.sql
4. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_mssql_v50tov53.sql
Ver3.3からのバージョンアップ
1. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_mssql_v33tov43.sql
2. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_mssql_v43tov50.sql
3. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_mssql_v50tov53.sql
Ver4.0からのバージョンアップ
1. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_mssql_v40tov43.sql
2. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_mssql_v43tov50.sql
3. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_mssql_v50tov53.sql
Ver4.1からのバージョンアップ
1. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_mssql_v41tov43.sql
2. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_mssql_v43tov50.sql
3. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_mssql_v50tov53.sql
Ver4.2からのバージョンアップ
1. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_mssql_v42tov43.sql
2. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_mssql_v43tov50.sql
3. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_mssql_v50tov53.sql
Ver4.3からのバージョンアップ
1. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_mssql_v43tov50.sql
2. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_mssql_v50tov53.sql
補足
- 案件数によって、処理に時間がかかる場合がございます。
- アップデート元のバージョンにより、既にカラムやテーブルが追加されている旨の警告が出る場合がありますが、アップデートに影響はありません。
SQLの実行が終わったら、ワークフローシステムのアップデートの手順に進んでください。
Oracle
- Oracle用のJDBCドライバをあらかじめダウンロードし、任意のフォルダーへ配置します。
補足
C:\CREATE_HOME
以下のフォルダーには配置しないでください。- JDBCドライバの詳細については
ワークフローシステム 導入マニュアル
の第2章. 導入手順(ワークフローシステム Windows サーバー)
の2-1. 概要
を参照ください。
データベースのバックアップを行います。
SQLPlusを起動し、更新するデータベースに
SYS
ユーザー、SYSDBA
としてログインします。update_oracle_v43tov50.sql
の157-158行目の<任意の表領域名>
を利用環境に合わせて変更します。
【変更前】
CREATE USER XUDB2 IDENTIFIED BY xudb2 DEFAULT TABLESPACE "<任意の表領域名>" TEMPORARY TABLESPACE "TEMP;"`
ALTER USER "XUDB2" QUOTA UNLIMITED ON <任意の表領域名>;
【変更例】
CREATE USER XUDB2 IDENTIFIED BY xudb2 DEFAULT TABLESPACE "USERS" TEMPORARY TABLESPACE "TEMP";
ALTER USER "XUDB2" QUOTA UNLIMITED ON USERS;
- SQLPlus上で、ワークフローシステムのデータベースに以下のSQLファイルを実行します。
アップデート前の製品バージョンに合わせて、該当するSQLファイルを順に実行します。
Ver3.0からのバージョンアップ
1. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_oracle_v30tov33.sql
2. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_oracle_v33tov43.sql
3. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_oracle_v43tov50.sql
4. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_oracle_v50tov53.sql
Ver3.1からのバージョアップ
1. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_oracle_v31tov33.sql
2. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_oracle_v33tov43.sql
3. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_oracle_v43tov50.sql
4. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_oracle_v50tov53.sql
Ver3.2からのバージョンアップ
1. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_oracle_v32tov33.sql
2. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_oracle_v33tov43.sql
3. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_oracle_v43tov50.sql
4. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_oracle_v50tov53.sql
Ver3.3からのバージョンアップ
1. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_oracle_v33tov43.sql
2. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_oracle_v43tov50.sql
3. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_oracle_v50tov53.sql
Ver4.0からのバージョンアップ
1. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_oracle_v40tov43.sql
2. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_oracle_v43tov50.sql
3. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_oracle_v50tov53.sql
Ver4.1からのバージョンアップ
1. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_oracle_v41tov43.sql
2. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_oracle_v43tov50.sql
3. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_oracle_v50tov53.sql
Ver4.2からのバージョンアップ
1. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_oracle_v42tov43.sql
2. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_oracle_v43tov50.sql
3. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_oracle_v50tov53.sql
Ver4.3からのバージョンアップ
1. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_oracle_v43tov50.sql
2. (WEBFLOW_UPDATE)\server\sql\update_oracle_v50tov53.sql
補足
- 案件数によって、処理に時間がかかる場合がございます。
- アップデート元のバージョンにより、既にカラムやテーブルが追加されている旨の警告が出る場合がありますが、アップデートに影響はありません。
SQLの実行が終わったら、ワークフローシステムのアップデートの手順に進んでください。
ワークフローシステムのアップデート
注意
CATALINA_HOME
の環境変数が設定されていると、アップデーターがエラーになる場合があります。
エラーになった場合、CATALINA_HOME
の環境変数を除去して再実行し、実行が完了した後で再設定してください。
- コマンドプロンプトを起動し、アップデーターが配置されているフォルダーへカレントフォルダーを移動します。
REM (WEBFLOW_UPDATE)はアップデートする環境に合わせて変更してください
cd (WEBFLOW_UPDATE)\server
- アップデーターを実行します。
cwf-update-v5.3.0.exe
- アップデーターの指示に従ってアップデートを行います。
補足
アップデーターのログファイルはC:\CREATE_HOME
直下に生成されます。アップデート中にエラーが発生した場合はログファイルの内容を確認してください。
- サービス
Create!WebFlow
のプロパティを表示し、スタートアップの種類
を自動(遅延開始)
に変更します。
Tomcatの設定変更
アップデート前の設定を適用
Tomcatの設定変更についてを参照し、引き継がれない設定を再度設定しなおしてください。
ポートレット表示オプションをご利用の場合
ポートレット表示オプションをご利用の場合、 [インストールフォルダー]/Tomcat/conf/context.xml
を以下の通り変更します。
【変更前】
<!-- <CookieProcessor className="org.apache.tomcat.util.http.Rfc6265CookieProcessor" sameSiteCookies="none" /> -->
【変更後】
<CookieProcessor className="org.apache.tomcat.util.http.Rfc6265CookieProcessor" sameSiteCookies="none" />
注意
上記の変更を行った場合、httpsでのアクセスが必須となります。
ワークフローシステムを非SSL環境でご利用の場合は、SSL環境の設定を実施し、httpsでアクセスしてください。
データベースのメンテナンス
データベースのメンテナンスを行います。手順についてはワークフローシステム 逆引きガイド
-サーバーのメンテナンス
-データベースをメンテナンスする
の以下を参照ください。
PostgreSQL
SQL Server
補足
Oracleをご利用の場合は実施不要です。
OSの再起動
Windows Server OSを再起動します。
ワークフローシステムにWebブラウザーでアクセスし、正しくログインできることを確認してください。
以上で、ワークフローシステムのアップデートは完了です。 フォームマネージャーのアップデートへ進んでください。
リストア手順
アップデートの実施中に予期せぬ問題が発生した場合は、以下の手順により実施前の状態に戻すことができます。
注意
- 以降の手順は、すべてadministrator権限を持つユーザーで実施してください。
- コマンドプロンプトは、右クリックメニューの「管理者として実行」を選択して起動してください。
ワークフローシステムの停止
サービスCreate!WebFlow
(Tomcat)を停止します。
環境変数のリストア
環境変数を元に戻すため、コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します。
REG DELETE "HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Environment" /v CWFSERVER_V5
レジストリ値 CWFSERVER_V5 を削除しますか? (Yes/No)
のメッセージが表示されるので、y
キーを入力して実行します。
サービスのリストア
ワークフローシステム
レジストリのバックアップでバックアップしたレジストリを元に戻すため、コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します。
REG IMPORT C:\cwf-backup\cwf_tomcat.reg
REG IMPORT C:\cwf-backup\cwf_service_TomcatCwf.reg
REG IMPORT C:\cwf-backup\cwf_service_TomcatXf.reg
REG IMPORT C:\cwf-backup\cwf_service_CreateWebFlow.reg
※バックアップ時に存在しなかったレジストリは実行不要です。
データベース
補足
データベースにPostgreSQLを利用していない場合はこの手順は不要です。インストールフォルダーのリストアへ進んでください。
サービス
Create!WebFlow Database
を停止します。サービス
Create!WebFlow Database
を削除するため、以下のコマンドを実行します。
sc delete postgresql-x64-14
- 旧バージョンのサービス
Create!WebFlow Database
を元に戻すため、以下のコマンドを実行します。
旧バージョンがPostgreSQL8.3の場合
sc config pgsql-8.3 start= auto
sc config pgsql-8.3 DisplayName= "Create!WebFlow Database"
sc description pgsql-8.3 "Create!WebFlow データベース"
旧バージョンがPostgreSQL9.2の場合
sc config postgresql-9.2 start= auto
sc config postgresql-9.2 DisplayName= "Create!WebFlow Database"
sc description postgresql-9.2 "Create!WebFlow データベース"
インストールフォルダーのリストア
- エクスプローラーで、以下のバックアップフォルダーが存在することを確認します。
C:\CREATE_HOME\backup-cwf-update-v5.3.0
補足
上記バックアップフォルダーは、ワークフローシステムのアップデート実行時に自動で作成されます。
バックアップフォルダーが存在しない場合はこの手順は不要です。データベースのリストア へ進んでください。
- バックアップフォルダーとインストールフォルダーに、それぞれ以下のフォルダーが存在することを確認します。
バックアップフォルダー | インストールフォルダー |
---|---|
C:\CREATE_HOME\backup-cwf-update-v5.3.0\collect | C:\CREATE_HOME\collect |
C:\CREATE_HOME\backup-cwf-update-v5.3.0\Tomcat | C:\CREATE_HOME\Tomcat |
両方に存在するフォルダーのみ、インストールフォルダーから削除します。誤ってバックアップフォルダーを削除しないようにご注意ください。
手順3で削除したフォルダーをバックアップフォルダーから移動し、置き換えます。
ドキュメントホームフォルダーをバックアップディレクトリから移動します。ファイルが存在するものは上書きしてください。
バックアップフォルダー | インストールフォルダー |
---|---|
C:\CREATE_HOME\backup-cwf-update-v5.3.0\CREATE_DOC | C:\CREATE_HOME\CREATE_DOC |
- バックアップフォルダーが空になっていることを確認し、削除します。
データベースのリストア
補足
データベースにPostgreSQLを利用している場合の手順です。SQL ServerまたはOracleご利用時は、アップデート前に取得したバックアップを使用し、各データベースの機能にてリストアしてください。
エクスプローラーで、データベースのバージョンアップ の手順4で作成した旧バージョンのPostgreSQLフォルダーが存在することを確認します。
C:\CREATE_HOME\PostgreSQL_bak
PostgreSQLフォルダー
C:\CREATE_HOME\PostgreSQL
を削除します。旧バージョンのPostgreSQLフォルダーの名前を変更します。
変更前 | 変更後 |
---|---|
C:\CREATE_HOME\PostgreSQL_bak | C:\CREATE_HOME\PostgreSQL |
組織情報のリストア
補足
V3からのアップデートの場合のみ必要な手順です。
V4からのアップデートの場合はこの手順は不要です。OSの再起動へ進んでください。
組織情報のバックアップファイルを移動します。
移動元 | 移動先 |
---|---|
C:\CREATE_HOME\CREATE_DOC\xmlDb\backup\v20org.xml | C:\CREATE_HOME\CREATE_DOC\xmlDb\v20org.xml |
C:\CREATE_HOME\CREATE_DOC\xmlDb\backup\v20orgServer.xml | C:\CREATE_HOME\CREATE_DOC\xmlDb\v20orgServer.xml |
OSの再起動
Windows Server OSを再起動します。
ワークフローシステムにWebブラウザーでアクセスし、ログイン画面に表示されるバージョン番号が旧バージョンであることを確認します。
ログインできることを確認します。