人事異動

新入社員の入社や退職または人事異動による所属の変更などユーザーの所属情報を変更する場合の更新手順を説明します。

ここでは、既存のユーザー情報のデータファイルに必要な編集を加え、新しいユーザーをインポートする手順を例に説明します。

事前準備

本チュートリアルで使用するデータファイルを、ユーザー情報連携オプションのエクスポートタスクを利用して出力します。

エクスポートタスクの作成

  1. ユーザー情報連携オプションのメイン画面を表示します。
  2. [編集] - [追加] - [エクスポートタスク] を選択します。
  3. [エクスポートタスク]ダイアログで以下の通り設定します。指定がない項目は、標準の状態から設定を変更する必要はありません。
項目 設定値
タスク識別子 EXPORT_TASK1
組織名

ワークフロー株式会社

imgwarn 注意

サンプルデータ(ワークフロー株式会社)の名前を変更されている場合は、変更後の名前を設定してください。

対象ディレクトリ C:\user_export1
対象情報 以下の項目にチェックを入れます。
グループ : group.csv
役職 : authority.csv
組織階層 : hierarchy.csv
ユーザー : user.csv

tutorial_export

  1. [OK]ボタンをクリックして、[エクスポートタスク]ダイアログを閉じます。

エクスポートタスクの実行

  1. コマンドプロンプトを起動します。
  2. ユーザー情報連携オプションを配置したディレクトリへ移動します。
  3. 以下のコマンドを実行します。
cwfum_start.bat EXPORT_TASK1
  1. 実行が正常終了しましたら、C:\user_export1 内に以下のデータファイルが存在することを確認します。
    • group.csv
    • authority.csv
    • hierarchy.csv
    • user.csv

新しいユーザーのインポート

データファイルの作成

注意

データファイルの作成は、本項で操作の流れを理解していただくための模擬的なものです。実際の運用では、外部システムなどでデータファイルを作成してください。

  1. C:\user_import1を作成し、C:\user_export1からuser.csvをコピーします。

注釈

インポートタスクの設定時に、ここで作成したディレクトリを[対象ディレクトリ]として指定します。

  1. ユーザー情報ファイル(user.csv)を修正し、新入社員の情報を追加します。
    C:\user_import1\user.csvをテキストエディタで開き、以下の一行を末尾に追加します。(各項目の内容は、下表をご参照ください。)
B10002,月村,,ツキムラ,ヒロシ,B10002,password,,Y,,,,,,121000,105,,,
分類 列番号 項目 設定値
ユーザー項目 1 ID B10002
2 氏名 姓 月村
3 氏名 名
4 氏名 (カナ) 姓 ツキムラ
5 氏名 (カナ) 名 ヒロシ
6 ログインID B10002
7 パスワード password
8 メールアドレス (指定なし)
9 在籍 Y (あり)
10-14 ユーザー定義1-5 (指定なし)
所属項目 15 グループ 121000(第一営業部)
16 役職 105(一般)
17 上長のID (指定なし)
18 上長のグループコード (指定なし)
19 上長の役職コード (指定なし)

インポートタスクの設定

  1. ユーザー情報連携オプションのメイン画面を表示します。
  2. [編集] - [追加] - [インポートタスク] を選択します。
  3. [インポートタスク]ダイアログで以下の通り設定します。指定がない項目は、標準の状態から設定を変更する必要はありません。
項目 設定値
タスク識別子 IMPORT_TASK1
組織名

ワークフロー株式会社

imgwarn 注意

サンプルデータ(ワークフロー株式会社)の名前を変更されている場合は、変更後の名前を設定してください。

対象ディレクトリ C:\user_import1
対象情報 以下の項目にチェックを入れます。
ユーザー

tutorial_personnel_shift_import

  1. [ユーザー]にある[プロパティ]ボタンをクリックします。
  2. [ユーザー(user.csv)]ダイアログで以下の通り設定します。
項目 設定値
ユーザー項目 - 登録済みユーザーの取扱い 上書きしない
所属項目 - 所属項目の更新方法 すべて置き換える

tutorial_user

  1. [OK]ボタンをクリックして、[ユーザー(user.csv)]ダイアログを閉じます。
  2. [OK]ボタンをクリックして、[インポートタスク]ダイアログを閉じます。

インポートタスクの実行

  1. スタートメニューから[Windows管理ツール] - [タスクスケジューラ]を選択します。
  2. [タスクスケジューラ]ダイアログで[操作] - [基本タスクの作成]を選択し、[基本タスクの作成ウィザード]の指示に従って基本タスクを作成してください。
    [操作]では、[プログラムの開始]を選択します。続く[プログラムの開始]ダイアログでは以下の通り設定します。
項目 設定値
プログラム/スクリプト (ユーザー情報連携オプション配置ディレクトリ)\cwfum_start.bat
引数の追加 IMPORT_TASK1
開始 (ユーザー情報連携オプション配置ディレクトリ)

tutorial_personnel_shift_task

  1. 作成したタスクを実行します。

実行結果の確認

ワークフローシステムで以下の点を確認します。