制限事項¶
共通¶
DocuWorks出力オプションは、対象ファイルに関連付けられたアプリケーションの印刷機能を利用して、DocuWorksファイルを出力します。
対象ファイルによっては、印刷時にアプリケーションが独自のダイアログを表示してユーザーの入力を要求することで、DocuWorksファイルを出力できない場合があります。例)
- パスワード保護
- マクロ設定
DocuWorks出力オプションはWindowsサーバー上にインストールする必要があります。Linuxサーバー上のワークフローシステムと連携する場合は、決裁データ出力オプションもWindowsサーバーにインストールする必要があります。
DocuWorks出力オプションをインストールしたサーバーは定期的にOSの再起動を実施していただくことを推奨します。
DocuWorks出力用データファイルの属性項目にUnicode文字が含まれる場合は変換に失敗します。
Unicode文字が含まれる可能性のある属性項目は以下の通りです。- SUBJECT(申請件名)
- DOCUMENT_ORIGINAL_FILE_NAME(本書オリジナルファイル名)
- ATTACHMENT_ORIGINAL_FILE_NAME(添付オリジナルファイル名)
- OUTPUT_SUB_DIR(出力サブディレクトリ名)
ヒント
属性項目の詳細は DocuWorks出力用データファイル を参照ください。
ファイル形式別¶
PDFファイルを開いたときに実行するJavaScriptを設定していても、その実行結果はDocuWorksファイルに反映されません。
PDFの変換に「Adobe Acrobat Reader DC」を使用する場合、[チェックボックス]オブジェクトは、出力後のDocuWorksファイルで正しく表示されないものがあります。
PDFの設定でチェックマーク種別に「十字形」を選択した場合のみ正しく表示され、それ以外を選択した場合は下図のように文字化けした状態で表示されます。PDFの変換に「Adobe Acrobat Reader DC」を使用する場合、DocuWorksファイル内の文字列は、検索、テキスト選択を行えません。
PDFにUnicode文字が含まれる場合、PDFの変換に「DocuWorks PDF Creatorエンジン」を使用すると、PDFのUnicode文字の箇所がDocuWorksファイルでは正しく表示されないことがあります。
DocuWorksファイル内の文字列に対して検索などを行う必要がない場合は、PDFの変換に「Adobe Acrobat Reader DC」を使用することでUnicode文字を表示できます。ヒント
PDFの変換方法の詳細は、 動作設定ファイル の「use-pdf-creator-engine」の項を参照ください。
Officeファイル-共通
- Microsoft Office環境は、最新のパッチを適用してください。
Officeファイル-Excel
- 複数のシートからなるブックでは、保存時に選択していたシートのみDocuWorksファイルとして出力されます。
- 印刷品質(600DPIなど)が異なるシートを複数選択した状態で保存されたブックでは、最初のシートと印刷品質が異なるシート以降はDocuWorksファイルに出力されません。
TIFF
- TIFF形式のファイルについて圧縮形式がLZWとなっているファイルはDocuWorksファイルとして出力できません。