付録¶
トラブルシューティング¶
DocuWorks出力オプション利用時にエラーが発生した際の対処方法について説明します。
- サービス「CwfConvXDW」が起動後すぐに停止し、ログにもエラーが出力されない。
- DocuWorksファイルをネットワークドライブで指定した別サーバーのディレクトリに出力できない。
- Office2003利用時に2007形式のWord、Excelファイル(docx、xlsx)の変換処理に失敗する。
- Office2003利用時に2007形式のPowerPointファイル(pptx)の変換処理に失敗する。
- OS起動時に変換対象のファイルが既に存在する場合、以下のエラーが出力され、DocuWorks変換処理に失敗する。
- 一時ディレクトリの削除失敗と出力結果「成功」の以下のエラーが出力される。
対処方法
DocuWorks出力オプション導入ディレクトリ「CwfConvXDW」に対して実行用ユーザー[CwfConvXDW]の書き込み権限がない場合に発生します。
実行用ユーザー[CwfConvXDW]の[所属するグループ]に[administrators]が指定されていない場合は追加してください。
設定方法については「DocuWorks出力オプション実行用ユーザーの作成」をご確認ください。
対処方法
DocuWorks出力オプションはWindowsサービスで実行される為、ネットワークドライブに出力することはできません。
以下のいずれかの方法にて該当のディレクトリに出力されることをご確認ください。
DocuWorks出力オプションをDocuWorksファイルの出力対象サーバー上にインストールする
UNC表記で指定する
例)
[変更前(ネットワークドライブによる指定)] Z:\DocuWorksOut
↓
[変更後(UNC表記による指定)] \\(サーバー名またはIPアドレス)\DocuWorksOut
注釈
- DocuWorksファイルの出力先は、動作設定ファイル[CwfConvXDWSettings.xml]-[output-dir]で指定します。
- 出力対象サーバー上にDocuWorks出力オプションの実行用ユーザーと同じユーザー[CwfConvXDW]を作成(パスワードも同一とします)して、出力先ディレクトリに対して書き込み権限を設定してください。
対処方法
Microsoft Office2003環境で2007形式のファイルを利用する場合は、「互換機能パック」をインストールし、最新のパッチを適用してください。
対処方法
Microsoft Office 2003環境では、「互換機能パック」をインストールしていても2007形式(*.pptx)で保存されたPowerPointのファイルをDocuWorksファイルに変換できません。
2007形式で保存されたPowerPointのファイルを利用する場合は、Microsoft Office 2007 以降をご利用ください。
(発生日時) 【変換監視】アプリケーションファイル変換監視スレッドでThreadAbortException
(発生日時) [FTL] […]の変換処理でエラーが発生しました。
(発生日時) [FTL] 例外情報:CwfConvXDW.DocuWorksConvertException: DocuWorks文書への変換に失敗しました。ファイル[…]、エラーコード[0x8000FFFF]
対処方法
Windows Server 2008以降で[スタートアップの種類]が「自動」の場合、「自動(遅延開始)」に変更することで改善できます。設定方法については「サービスへの登録」をご確認ください。
(発生日時) [FTL] 一時ディレクトリの削除に失敗しました。 […]
(発生日時) [FTL] 例外情報:System.IO.IOException: 別のプロセスで使用されているため、プロセスはファイル '…' にアクセスできません。
...
(発生日時) [INF] […]の処理が終了しました。
(発生日時) [INF] DocuWorks文書への変換処理が終了しました。成功:1件 失敗:0件 保留:0件
対処方法
出力結果が「成功」となっている場合には、DocuWorks変換処理は正常に終了しております。
一時ディレクトリは、DocuWorks出力オプションが変換時に一時的に使用するもので削除に失敗しても影響はありません。