ブラウザの仕様変更に伴うポートレット表示への影響について[20220121 update]
お知らせ
2021/06/07
「◆影響を受ける環境」に記載のブラウザにおいて、クロスドメインにおけるCookie の動作(SameSite)が変更されました。
それに伴い、「ポートレット表示オプション」や「サイボウズガルーン連携オプション」をご利用の場合に
ポートレット表示が正しく動作しない事象が発生しています。
なお、製品機能やその他オプション製品については、動作に影響はございません。
2022年1月21日 更新
Mozilla Firefox のバージョン96以降でも本事象の影響を受けることがわかりました。
影響を受ける環境と対応策につきましては以下となります。
◆影響を受ける環境
以下全てを満たす環境でご利用の場合に「◆発生事象」の事象が発生します。
・以下いずれかのブラウザを利用している
・Create!Webフロー V5/V4
・ポートレット表示オプションまたは、サイボウズガルーン連携オプションを利用している
・Create!Webフローとポートレット表示先システムでドメインが異なる
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例)Create!Webフロー ⇔ ポートレット表示先システム
xxxxx.createwebflow.co.jp/XFV20 ⇔ xxxxxx.abc.co.jp
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◆対応策
本ぺージに記載の「◆回避方法」「〇ブラウザの起動方法の変更」では事象を回避することができません。
以下を参考に、製品のバージョンアップとSSL 環境の設定を行っていただけますようお願いいたします。
ブラウザの仕様変更に伴うポートレット表示への影響に対する製品対応について
2021年8月12日 更新
本事象について、製品の次期バージョンにて対応を行います。
詳細は以下をご確認ください。
ブラウザの仕様変更に伴うポートレット表示への影響に対する製品対応について
2021年6月7日 更新
ブラウザの起動方法を変更することによって、事象が回避されることを確認いたしました。
起動方法の変更が可能な場合は、こちらの方法での回避もご検討ください。
〇ブラウザの起動方法の変更
・Google Chromeの場合
・Chromium版 Microsoft Edgeの場合
・Google Chromeの場合
「SameSite by default cookies」を「Disabled」に設定して Chrome を起動することで回避が可能です。
ただし、いずれも Google 社の推奨設定とは異なる設定のため、セキュリティ上の安全性が低くなりますのでご注意ください。
◇各クライアント端末での変更手順
1.Google Chrome のショートカットから、[Google Chrome のプロパティ]を開きます。
2.[ショートカット]タブの[リンク先]のEXEの後に、半角スペースをあけ
「--disable-features=SameSiteByDefaultCookies」を追加します。
例)"C:\Program Files (x86)\Google\Chrome\Application\chrome.exe" --disable-features=SameSiteByDefaultCookies
3.設定を保存して、Google Chrome を再起動します。
・Chromium版 Microsoft Edgeの場合
「SameSite by default cookies」を「Disabled」に設定して Edge を起動することで回避が可能です。
ただし、Microsoft 社の推奨設定とは異なる設定のため、セキュリティ上の安全性が低くなりますのでご注意ください。
◇各クライアント端末での変更手順
1.Microsoft Edge のショートカットから、[Microsoft Edge のプロパティ]を開きます。
2.[ショートカット]タブの[リンク先]のEXEの後に、半角スペースをあけ
「--disable-features=SameSiteByDefaultCookies」を追加します。
例)"C:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Application\msedge.exe" --disable-features=SameSiteByDefaultCookies
3.設定を保存して、Edge を再起動します。
2021年6月4日 更新
以下のバージョンのブラウザで「◆回避方法」の「○ブラウザの設定変更 - ◇各クライアント端末での変更手順」による
回避策がご利用できなくなりました。
- Google Chrome バージョン91以降
- Chromium版 Microsoft Edge バージョン91以降
※ブラウザの仕様変更により「SameSite by default cookies」の設定が変更できなくなったことによる影響です。
※Google Chrome をご利用の場合「○ブラウザの設定変更 - ◇管理コンソールでの変更手順」での回避は可能です。
ご不便をおかけし大変申し訳ございませんが、
「○他のブラウザをご利用いただく方法」での回避をお願いいたします。
2020年10月22日 更新
Chromium版 Microsoft Edge のバージョン86以降でも本事象が発生することが分かりました。
それに伴い、「◆回避方法」にChromium版 Microsoft Edge での回避方法を追記しました。
※UWP版 Microsoft Edge では、本事象は発生しません。
※ご利用の Microsoft Edge が「Chromium版」かは、アイコンから確認いただくことができます。
◆影響を受ける環境
以下全てを満たす環境でご利用の場合に「◆発生事象」の事象が発生します。
・以下いずれかのブラウザを利用している
- Google Chrome バージョン80以降
- Chromium版 Microsoft Edge バージョン86以降
・Create!Webフロー Cloudまたは、Create!Webフロー V5/V4
・ポートレット表示オプションまたは、サイボウズガルーン連携オプションを利用している
・Create!Webフローとポートレット表示先システムでドメインが異なる
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例)Create!Webフロー ⇔ ポートレット表示先システム
xxxxx.createwebflow.co.jp/XFV20 ⇔ xxxxxx.abc.co.jp
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◆発生事象
①ポートレット表示の[申請件名]リンクをクリックした際に、該当案件のフォームではなくログイン画面が表示される。
②SAML認証を使用しCreate!Webフローにログインしてポートレット表示を行っている場合、
SAML認証に失敗してポートレット表示ができず、以下のエラーが表示される。
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SAML認証に失敗しました。システム管理者にお問い合わせください。
エラーコード:CWFA_SAML02
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◆回避方法
以下のいずれかの方法での回避をご検討ください。
〇他のブラウザをご利用いただく方法
2020年10月22日現在、Google ChromeおよびChromium版 Microsoft Edge 以外のブラウザでは
ポートレット表示の動作に影響がないことを確認しています。動作環境内の他ブラウザでの利用をご検討ください。
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◇Create!Webフロー動作環境
https://support.createwebflow.jp/doc/view/1052.html
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〇ブラウザの設定変更
・Google Chromeの場合
・Chromium版 Microsoft Edgeの場合
・Google Chromeの場合
以下いずれかの方法でクロスドメインにおけるCookie の動作(SameSite)を
Google Chrome79以前や他ブラウザと同じ動作に変更することで、回避が可能です。
ただし、いずれもGoogle社の推奨設定とは異なる設定のため、セキュリティ上の安全性が低くなりますのでご注意ください。
◇各クライアント端末での変更手順
1. GoogleChromeの設定画面(chrome://flags)にアクセスします。
2. [SameSite by default cookies]を「Disabled」に変更します。
3.GoogleChromeを再起動します。
◇管理コンソールでの変更手順
※G Suite(Google Apps)をご利用の場合のみ。
1. 管理コンソール(admin.google.com)にログインします。
※Google サービスの管理者アカウントでログインしてください。
2. [デバイス] をクリック後、左メニューより [Chrome] > [設定] の順にクリックします。
3. 画面上部の検索欄より、 「SameSite」 のキーワードで検索します。
4. [従来の SameSite Cookie のデフォルトの動作] の設定項目で、以下を選択し、設定を保存します。
「すべてのサイトの Cookie について従来の SameSite の動作に戻す」
・Chromium版 Microsoft Edgeの場合
以下の方法でクロスドメインにおけるCookie の動作(SameSite)を
Chromium版 Microsoft Edge85以前や他ブラウザと同じ動作に変更することで、回避が可能です。
ただし、Microsoft 社の推奨設定とは異なる設定のため、セキュリティ上の安全性が低くなりますのでご注意ください。
◇各クライアント端末での変更手順
1. Microsoft Edgeの設定画面(edge://flags/)にアクセスします。
2. [SameSite by default cookies]を「Disabled」に変更します。
3.Microsoft Edgeを再起動します。
◆製品対応
今後のバージョンでの対応を検討しております。
対応について進捗があった場合は、本記事の更新にてお知らせいたします。
本件についてご不明点などございましたら、「お問い合わせ」より弊社サポートまでお問合せください。