インストール手順

関連アプリケーションのインストール

DocuWorks出力オプションのご利用前に、以下の関連アプリケーションをインストールします。

  • DocuWorks 9 / 9.1
  • Microsoft Office
  • Microsoft .NET Framework 4.6以上
  • ワークフローシステム 決裁データ出力オプション

注意

「DocuWorks 9 / 9.1」は、別途ライセンス購入が必要です。
詳細は 制限事項 - ファイル形式別 の「PDF」を参照ください。

モジュールの配置

DocuWorks出力オプションのモジュールを配置します。

  1. 以下のディレクトリをDocuWorks出力オプション導入サーバーの任意のディレクトリに配置します。

(コピー元)

DocuWorks出力オプション\CwfConvXDW
  1. 手順1で配置した[CwfConvXDW]配下に、以下のディレクトリ内のファイルを上書きコピーします。

(コピー元)

DocuWorks出力オプション\xdwapi9

DocuWorks出力オプション実行用ユーザーの作成

管理者権限を持つ専用ユーザーを作成します。

  1. [すべてのプログラム] - [コントロールパネル] - [管理ツール] - [コンピュータの管理]を表示します。
  2. [コンピュータの管理]の左のメニューより[ローカルユーザーとグループ] - [ユーザー]を選択します。
  3. 右クリックのメニューから[新しいユーザー]を選択し、以下に従ってユーザーを作成します。
[ユーザー名] CwfConvXDW

[説明] DocuWorks出力オプション実行用ユーザー

[パスワード] 任意のパスワード

[ユーザーは次回ログオン時にパスワードの変更が必要] チェックOFF

[ユーザーはパスワードを変更できない] チェックON

[パスワードを無期限にする] チェックON

[アカウントを無効にする] チェックOFF
  1. 作成した実行用ユーザー[CwfConvXDW]の右クリックのメニューから[プロパティ]を表示し、[所属するグループ]に以下を追加します。
administrators

Users
  1. [すべてのプログラム] - [コントロールパネル] - [管理ツール] - [ローカルセキュリティ ポリシー]を表示します。
  2. [ローカルセキュリティ ポリシー]の左メニューより[セキュリティの設定] - [ローカルポリシー] - [ユーザー権利の割り当て]を選択し、[サービスとしてログオン]のプロパティを表示します。
  3. [ユーザーまたはグループの追加]ボタンをクリックし、実行用ユーザー [CwfConvXDW] を追加します。

動作設定ファイルの初期設定

動作設定ファイルの初期設定を行います。

動作設定ファイル

[DocuWorks出力オプション導入ディレクトリ]\CwfConvXDW\CwfConvXDWSettings.xml
No タグ名 説明
1 license-password

発行されたライセンスパスワードを指定します。

インストール後30日間は、ライセンスパスワードが未登録の状態でも利用できます。
2 input-dir * 必須

DocuWorks出力用データ(申請書、添付ファイル、属性情報)の監視ディレクトリを指定します。

imgwarn 注意

必ず存在するディレクトリを指定してください。

3 output-dir * 必須 DocuWorksファイルの出力先ディレクトリを指定します。

設定例

<?xml version="1.0" encoding="Shift_JIS"?>
<settings>
    <foundation>
        <service interval-minutes="10" />
        <input-dir>C:\CREATE_HOME\OUTPUT</input-dir>
        <output-dir>D:\経理部主管文書</output-dir>
    </foundation>
    <convert use-pdf-creator-engine="true">
    </convert>
</settings>

ヒント

  • ライセンスパスワード取得手順の詳細は「ワークフローシステム導入マニュアル」の「 第1章 製品概要」 - 「ライセンスパスワードの取得手順」を参照ください。
  • DocuWorks出力処理時の監視間隔やファイル形式(文書/バインダー)など、その他の設定については、[動作設定ファイル]を参照ください。

変換失敗時の動作設定

DocuWorksファイルへの変換に失敗した場合の動作を以下の2通りから選択できます。

  • エラー案件情報出力先ディレクトリへの出力(初期設定)
  • オリジナルファイルの添付

エラー案件情報出力先ディレクトリへの出力

変換処理中にエラーが発生した案件の変換処理を終了し、出力用データ(申請書、添付ファイル、データファイル)を指定されたディレクトリに出力します。

オリジナルファイルの添付

申請書、添付ファイルを変換したDocuWorksファイルの末尾に、変換に失敗したオリジナルファイルを添付するページ(変換失敗ファイル一覧)を追加します。

追加されたページからオリジナルファイルを取り出すことで、変換に失敗したファイルの内容を確認できます。

注釈

  • 変換失敗ファイル一覧には、1ページにつき30個までのオリジナルファイルが添付されます。
  • 一部のファイルの変換に失敗した場合に有効な設定です。
    全ファイルの変換に失敗するような致命的なエラーが発生した場合や、変換失敗ファイル一覧の作成に失敗した場合は、「エラー案件情報出力先ディレクトリへの出力」と同様の動作となります。

変換に失敗したオリジナルファイルを添付したい場合は、動作設定ファイルに以下の設定を追加してください。

対象タグ名 追加するタグ/属性
Convert <error-handling type="attach-err-list" err-list-name="変換失敗ファイル一覧" />

サービスへの登録

  1. 管理権限を持つユーザーにて以下のバッチファイルを実行します。
[DocuWorks出力オプション導入ディレクトリ]\CwfConvXDW\install.bat

注釈

UAC(ユーザーアカウント制御)機能が有効の場合は、コマンドプロンプトを管理者権限で起動し、バッチファイルの存在するディレクトリまで移動して実行します。

  1. 表示されるダイアログにDocuWorks出力オプション実行用ユーザーの情報を入力します。
[ユーザー名] (マシン名)\CwfConvXDW

[パスワード] 本章で作成した実行用ユーザー[CwfConvXDW]のパスワード

[パスワードの確認入力]  上記[パスワード]と同じ
  1. 以下のメッセージが表示されるとサービスへの登録は終了です。
. . .
コミット段階が正常に終了しました。

トランザクション インストールが完了しました。
続行するには何かキーを押してください . . .
  1. [すべてのプログラム] - [コントロールパネル] - [管理ツール] - [サービス]を表示します。
  2. サービス[CwfConvXDW]を選択し、右クリックのメニューより[プロパティ]を選択します。
  3. プロパティ上の[スタートアップの種類]を[自動(遅延開始)]に変更し、[適用]ボタンをクリックします。
  4. プロパティ上の[開始]ボタンをクリックし、[サービスの状態]が「開始」となることを確認します。