導入手順

ワークフローポートレットを新規または旧バージョンよりバージョンアップして継続利用する場合、新たにモジュール等のインストール/更新といった手順は不要です。以下に従い必要な設定を行ってください。

ライセンスパスワードの設定

  1. 管理権限を持ったユーザーでワークフローシステムにログインします。
  2. 画面右上の[管理] - [システム設定]をクリックします。
  3. サイドバーから[ライセンス]をクリックします。
  4. [マシン識別子]に表示されている文字列(コンピューター名)を確認します。

machine_id

注釈

マシン識別子は、以降のライセンスパスワード取得時に必要となります。

  1. ライセンスパスワードを取得します。
取得手順はワークフローシステム導入マニュアルに記載されています。「第1章 製品概要」の「ライセンスパスワードの取得手順」を参照ください。
  1. [オプション] - [ライセンスパスワード]に取得したライセンスパスワードを入力します。
license_password
  1. [保存]ボタンをクリックして入力内容を保存します。
  2. ワークフローシステムを再起動します。

サイボウズ ガルーンの設定

サイボウズ ガルーンのポータル画面に、ワークフローポートレットを表示します。

ワークフローポートレットURL

http://workflow-sv:8080/XFV20/portlet/wfportlet.jsp

注釈

workflow-sv:8080 部分はご利用の環境に合わせて設定してください。

連携パラメータ

パラメータ名 説明
loginid * 必須 ワークフローシステムのログインIDを指定します。
pwd * 必須 ワークフローシステムのログインパスワードを指定します。
ldapsvr 認証する LDAP サーバーを指定します。

注釈

SAML認証およびオープン統合認証 ver.2を利用する場合は、連携パラメータは不要です。

注意

クラウド版のサイボウズ ガルーンでは、ログインパスワード情報を取得できないため、ご利用いただけません。

Active Directory などの LDAP サーバーに登録されているユーザーID・パスワードで認証するには、パラメータ「ldapsvr」を指定します。 「ldapsvr」に指定する LDAP サーバー名は、ワークフローシステム [システム設定 - ログイン認証]画面の[認証方式]で設定する[LDAPサーバー]の[表示サーバー名]です。

注釈

  • LDAP サーバーに登録されているユーザーID・パスワードで認証するには、事前にワークフローシステム [システム設定 - ログイン認証]画面の「LDAP 認証」を設定する必要がございます。
  • SAML認証を利用する場合は、事前にワークフローシステム [システム設定 - ログイン認証]画面の 「SAML 認証」を設定する必要がございます。
  • オープン統合認証 ver.2を利用する場合は、事前にワークフローシステム[システム設定 - ログイン認証]画面の「オープン統合認証 ver.2」を設定する必要がございます。

LDAP 認証、SAML認証、オープン統合認証 ver.2の設定方法は、ワークフローシステムリファレンスの[システム設定] - [ログイン認証]を参照ください。

ポートレットの表示設定

以下の手順でポータル画面に、ワークフローポートレットを表示します。

  1. サイボウズガルーンのシステム管理画面から、管理者権限を持つユーザーでログインします。
  2. [各アプリケーションの管理] タブを選択し、[ポータル]リンクをクリックします。
  3. [HTMLポートレット] リンクをクリックします。
  4. [HTMLポートレットを追加する] リンクをクリックします。
  1. HTMLポートレットの追加画面で、以下の情報を登録します。
ポートレット名:Create! Webフロー ※任意
グループ:(任意選択)
MYポータル:[Myポータルでの利用を許可する]チェックボックスを選択 ※任意

[ポートレットの内容]欄へ以下の内容を記述します。

注意

ご利用になる認証方法によって記述内容が変わります。ご利用環境に適した内容を記述ください。

  • 連携パラメータを使用する認証

    <table class="top_title">
      <tr>
      <td nowrap>
        <strong>Create!Webフロー</strong>
      </td>
      </tr>
    </table>
    <table class="list_column">
      <tr>
      <td>
      <iframe name="webflow" frameborder="0" style="height:300px;width:100%;">
        Create!Webフロー
      </iframe>
      </td>
      </tr>
    </table>
    
    <form name="webflowPortlet" method="post" target="webflow" action="http://workflow-sv:8080/XFV20/portlet/wfportlet.jsp">
      <input type="hidden" name="loginid" value="%Account%" />
      <input type="hidden" name="pwd" value="%Password%" />
      <!--
        <input type="hidden" name="ldapsvr" value="LDAP 表示サーバー名" />
      -->
    
    </form>
    <script language="JavaScript">
      function showPortlet() {
        document.webflowPortlet.submit();
        return false;
      }
      showPortlet ();
    </script>
    

    注釈

    上記の「ポートレットの内容]では、LDAP 連携に利用する部分がコメントアウトされています。
    LDAP 連携を利用する場合は、以下の「<!–」および「–>」を削除して[LDAPサーバー]の[表示サーバー名]を指定してください。

    <!--
      <input type="hidden" name="ldapsvr" value="LDAP 表示サーバー名" />
    -->
    
  • SAML認証、オープン統合認証 ver.2を利用する場合

    <table class="top_title">
      <tr>
      <td nowrap>
        <strong>Create!Webフロー</strong>
      </td>
      </tr>
    </table>
    <table class="list_column">
      <tr>
      <td>
        <iframe name="webflow" frameborder="0" src="http://workflow-sv:8080/XFV20/portlet/wfportlet.jsp" style="height:300px;width:100%;">
        Create!Webフロー
        </iframe>
      </td>
      </tr>
    </table>
    
  1. ポータル設定画面を表示し、[ポータルの一覧]リンクをクリックします。
  2. ポータルの一覧画面で、ポートレットを表示するポータルを選択します。
  3. ポートレットを表示する位置にある[この位置に追加]リンクをクリックします。
  4. ポートレットの追加画面で、 手順5 で設定したポートレットを選択し、[追加する]ボタンをクリックします。
  5. 設定したポートレットの枠内にある[公開]リンクをクリックします。
  6. 「ポートレットをユーザーに公開します。よろしいですか?」という確認画面が表示されます。[はい]ボタンをクリックします。

動作確認

設定したポータル画面を表示すると、図のようにワークフローポートレットが表示されます。
ワークフローポートレットが表示されない場合は、ここまでの手順を確認して下さい。

注釈

  • サイボウズ ガルーンとワークフローシステムの両方に、共通のユーザー・パスワードが設定されている必要があります。

  • サイボウズ ガルーンの仕様上、パスワードに次の記号を使用すると問題が発生する場合があります。

    • 「』」(半角シングルクォート)
    • 「」」(半角ダブルクォート)
    • 「$」(半角ドル)
    • 「¥」(半角円)
    • 「<」(半角不等号(より小さい))
    • 「>」(半角不等号(より大きい))
    • 「|」(半角縦線)

display_portlet_check

サイボウズ ガルーンとワークフローシステムへ共通のユーザーが登録されていない場合は、下図のように表示されます。
この場合でも、ワークフローポートレットは正しく設定されています。それぞれに共通のユーザー・パスワードを設定すると、上図のように表示されます。

auth_error

ヒント

ワークフローシステムとサイボウズ ガルーンに登録されているユーザーを同期する手順は「ユーザー情報連携」を参照ください。